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幼肉の宴
【ロリ 官能小説】

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チカ-2


お風呂のなかで悪戯された翌日のことだった。

ミナは、朝から気が重かった。
タケルは好きだけれど、やっぱり怖い。
ミナに何をしたがっているかが、ぼんやりとしかわからない。

今日は、母の帰りが遅くて、きっといっぱい恥ずかしいことをされる。
恥ずかしいだけなら、まだいいけれど、夕べタケルは、ミナのアソコにおチンチンを入れようとしていた。
あんな大きな塊が、ミナのなかに入るなんて信じられない。
そもそも、どうしてそんなことをしたがるのかが、ミナには理解できない。

誰かに訊きたいけれど、母に訊ねるわけにはいかない。
困り果てて、ミナは何度もため息を吐きながら、暗い気持ちで授業を受けていた。

勉強なんか頭に入ってくるはずがなかった。
頭の中にあったのは、タケルにいやらしいことをされている自分の姿ばかり。
お尻の穴を舐められたときのことを思い出したら、顔から火が出るくらい恥ずかしくなって思わずうつむいてしまった。
そんな汚いところに口をつけてくるタケルが怖くもあった。
もしかしたら、あれ以上のことをされるのかもしれない。
いったい、これからどんなことをされるのか、それを考えると、怖くて、恥ずかしくて憂鬱になる。
誰かに訊きたいけれど、誰に訊けばいいのかなんて、わからなかった。

マリナちゃんは物知りだけど、少しおしゃべりで秘密を簡単に友達にしゃべってしまうところがある。
カナちゃんは、マリナちゃんの次に物知りだけど、平気で嘘をつくから、本当に知っているかはわからない。
リオちゃんは、おとなしい子で信用もできるけれど、あまりエッチなことに興味を示さない。

友達とエッチなことをしゃべることは、たくさんあった。
けれど、どれもおかしなことばかりで、本当かどうかなんてミナには、わかるはずもなかった。

――男のひとのおしっこを飲んだら、赤ちゃんができる。

バカバカしいにもほどがある。
このあいだ、カナちゃんが休み時間に得意げに話していたことだ。
それがデタラメであることは、ミナのような知識のない女の子にだってわかる。
でも、カナちゃんは、それが本当だと信じて疑っていなかった。

そうだ……。

そのときの光景を脳裏に描いていて、はっと思い出したことがあった。

あのとき、たしか……。

――ばっかじゃないの?

ミナは、思わず後ろを振り返った。

「なによ?」

ミナの視線に気付いた相手が、不機嫌そうな目を向けてくる。

「う、ううん……な、なんでもない……」

こんなに近くにいたではないか。
おそらく、ミナの疑問をすべて解明してくれるであろう女の子。
ミステリアスな雰囲気を漂わせ、ミナ達とは、どこか次元の違う世界で生きている不思議な同級生。

それが、「チカ」だった。






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