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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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タクミの疑問-4

ちづるから返信がきたのは、5時すぎだった。

【あ、会っちゃった?(笑)
朝、メールあったよ。
冬物のコートを取りにきたんだって。
心配かけてゴメンね。】

「、、 、 、。」

タクミは、バイト先の更衣室のロッカー前でメッセージを読む。

【え、じゃあ、男物の部屋着とか、バレなかったのかな。
俺、今からバイトだから後で電話していい?】

【うん、私は外にいると思うから。
電話待ってるね(^o^)
お仕事、頑張ってね♪】

【じゃあ、後でね。】

「、 、 、 、、。」

 バレてないなら、良かったけど。

 いや、でも時間差で、、。
 今から怒られるとか、
 あるかもしれないし 。

  ってか、ちづちゃん、
  なんか、落ち着いてる 。 

     え ? 

    焦ってんの、俺だけ ? 

 えーー ?  いや、普通、

          焦るよな 。 

タクミは悶々としながら働いた。
夜10:30、タクミは家に戻りちづるに電話をかけた。
ちづるは、T駅にある居酒屋に職場の仲間といた。
タクミはその事を知っていて、2人は明日会う約束をしていた。
コートを着て、お店の外に出て、タクミからの電話を取る。

「はい、」

「もしもーし、ちづちゃん?」

「 うん、お仕事お疲れ様。」

「ね、旦那から朝メールあったって、、。」

「うん、冬物コート取りに、お昼に家にあがるから、ってメールがきたの。」

「、、、そっか 。
で、その後は? 
今も電話やメールはきてないの?」

「うん。きてないよ。」

「バレなかった、って事?」

「うん。 
、、、ってか、多分、
自分のコートしか見てなかったと思われマス。」

「 え ? 
あー、、、まぁ、いいや。
怒られたり、してないなら。
ちづちゃん今、外だよね?
じゃあ明日、話そっか。」

「うん、、 分かった。
心配かけて、ゴメンね。」

「んーん。 楽しんできてね。」

「うん。じゃあ、明日ね。」

「うん。 またね。」

二人は電話を切った。


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