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ヒューマン・ロール・プレイ
【調教 官能小説】

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〜 技術その1 〜-3

 『試し鋼』が長ければ長いほど、肛門で支えるのが大変です。 そりゃそうですよね、仮にオケツに20センチ挿したとして、外に出ている130センチ分の鋼を落さないためには、よっぽどキツく締め付けないといけません。 【B22番】先輩みたいに小柄な場合、下手すれば自分の身長より長い鋼を咥えることになります。 なので、普通に考えれば程々の長さ、例えば1メートルくらいの『試し鋼』を選ぶところですが、【B22番】先輩も【B29番】先輩も『1.5メートル』を選んだということでした。 理由はシンプルで、900℃まで加熱すると『試し鋼』全体が熱くなり、短ければ熱過ぎて肛門で保持していられないんだそうです。 どのくらい熱くなるか分かりませんが、先輩方が耐えられないというんだから、生半可じゃないのでしょう。 そんな温度を堪えながら正しく判断するなんて、私たちに出来るものなんでしょうか? 考えただけで脂汗が出てきました。

 練習で温度を身体で覚えたあとは、教官による試験です。 バーナーでしばらく加熱し、教官が温度を質問した時、正しく答えられればクリア。 誤差はプラスマイナス30℃まで認められます。 これも木材同様に、3回連続クリアすれば合格になるそうですが、合格者はクラス当たり、多くても5人いるかいないかだと教えてくれました。 正直、私は全く自信がありません……。

 最後は『樹脂(プラスチック)』を判別です。 旧世紀に発見され現代に生き残った樹脂は、フェノール樹脂のように一部は熱硬化性なものの、大部分は熱可塑性です。 即ち加熱によって液状化し、冷ますことで成形する樹脂であるため、固化する温度を感知できれば樹脂の種類も分かります。 

 感知に最も相応しい器官は、温点が多く分布する肛門および直腸です。 ただ、樹脂の判別には固化が伴い、複雑な構造をした直腸内で固化した樹脂は、場合によっては取り出せなくなる恐れがあります。 そこで次点をとった結果、判別は尿道で行うことになっているそうです。

 まずは練習しないと判別も何も始まりません。 マングリ返しの第5姿勢をとってから、尿道に『PED(ポリエチレンベンズデカノール)製』のフィルムを貼ります。 傍目には膣にビニール袋を詰め込んでいるように見えるそうです。 『PED』は熱電導性が極めて低く、凡そ10分の1しか伝えません。 つまり、この『PED』製フィルムを隔てて『100℃』の熱湯を注いだ場合、反対側は約10℃に加熱されるというわけです。 

 『PED製フィルム』を尿道の中に付けたところで、教官が用意した『軟化した熱可塑性プラスチック』を流し込みます。 モノによっては600℃、低いものなら100℃程に加熱された液体が、尿道口から膀胱に至るまでたっぷり胎内を充たすそうです。 実際にはフィルムでカバーしているため膀胱より先に液体が侵入することはありませんが、もし万が一フィルムに穴が開いていたらどうなるんでしょうか? 学園ですから、そういうところはキッチリしていると信じています。 けど、もしも運が悪ければ――考えただけで生きた心地がしません。

 やがて尿道で冷えたプラスチックは、凝固点に達したところで固まりはじめます。 その温度を体で覚えることが、プラスチックの判別になります。 覚えた者から教官のチェックを受けますが、そのためにはもう一度尿道をからっぽにしなくてはいけませんよね。 固化したプラスチックは私達の尿道を正確に型どりしています。 尿道の形が『上付き』だったり『奥広がり』なコの中には、固まったプラスチックの尿道鋳型をひりだすだけで悶絶するケースが多発するそうです。 【B22番】先輩は、尿道に液状プラスチックを流仕込むとき、前もってオシッコを水切りする要領でもって、奥を締めておくよう言われました。 そうすれば抜くときにつっかえない形状で固まってくれるそうで、さりげないアドバイスに感謝です。 いざ授業が始まってしまうと、こういうことまで絶対に気が回りませんから。

 教官のチェックを受ける時は、空っぽの尿道にフィルタをしてから第5姿勢で待機します。 やがて教官が液状プラスチックを注ぐのですが、固化する瞬間『○○番のくっさい変態マン型、成形始まりまぁす!』みたく大きな声で知らせることが出来れば合格です。 木材や金属と違うのは、一発勝負なところ。 ただしタイミングが合っていても、台詞が『固まります』みたいに意味不明であったり、声が小さかったりすれば合格とは認められません。 恥ずかしいなんて感情は捨てて、自分の持ち物を貶めながら、大声で叫ぶくらいで丁度いい――そう【B29番】先輩が、淡々と教えてくれました。 


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