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ヒューマン・ロール・プレイ
【調教 官能小説】

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〜 技術その1 〜-2

 各材木から切り出した『試し棒』――円筒状の材木で、長さは20センチ、太さが直径4センチから12センチまで2センチ刻みで用意されている――が実技の主役です。 まず目隠しなしで12種類の『試し棒』の匂いを嗅ぎ、手触りを確かめ、自分の膣に合う直径サイズを確かめます。 合う、といってもすんなり入るようなサイズじゃいけなくて、ギリギリ入るか入らないか、最も太いサイズを選ぶよう言われました。 ちなみに【B22番】先輩は【10センチ】、【B29番】先輩は何とか『12センチ』を下の口で頬張ったそうです。 で、選んだサイズの『試し棒』を膣で咥え、何度か出し入れして感覚を体に覚えることを、12種類それぞれで繰り返す。 これが終わったら、目隠しをして机の上で土下座をしてからお尻をあげる、いわゆる第6姿勢をとって待機します。

 第6姿勢がとれた者から順に、教官がテストをする運びとなります。 無作為に選んだ『試し棒』を1本、拡げた膣に挿入します。 ここである程度太い『試し棒』を咥えていないと、膣が十分にほぐれておらず、教官の棒を咥えることが出来ません。 基本的に教官が選ぶ棒は『6センチ』が多いそうです。 そうとしたら、事前に『4センチ』で練習していた場合は何もできずに指導される、ということですよね……最悪です。

 ともかく、教官が膣に挿した『試し棒』の種類を当てるわけですが、膣だけで判別できる種類は稀です。 間違えてしまえば、よくてやり直し、悪くて補習扱いもありえます。 となれば、臭いや味も踏まえた上でなくては、簡単に答えなんて出せません。

 即答せずに黙っていると、教官が『サイズを変更して欲しい?』と聞いてくれるそうです。 ここで『もっと太いものをお願いします』というと、1ランク太い『試し棒』を挿入してくれます。 もし『このままでいいです』とか『細いものに変えてください』といったら、そこでお終い。 ここまでの情報から答えを言わされて、合えば次の棒、間違えれば指導なんですね。 不条理な問答ですが、学園だからしょうがありません。 で、膣口がカンカンになるくらい太い棒を膣の中程まで捻じ込まれたところで、次の質問は『この深さでいい?』です。 答えは決まっていて、『もっと奥まで入れてください』。 教官は膣がめいいっぱいになるまで『試し棒』を押し込みます。 その後で膣汁にまみれた『試し棒』を抜き、目隠しをした顔に近づけてくれます。 正直、膣の生々しい匂いがキツくて材木の香りは良く分からないそうですが、嗅がないよりは遥かにマシです。 もしも口許に『試し棒』をもってきてくれれば、舌を伸ばして舌触りや味もチェックできます。 もちろん、味っていっても自分のしょっぱい体液の味が9割でしょうけれど……これも、舐めないよりはマシですよね。

 ここまでやって、考えて、自分の予想を教官に言います。 勘だとしたら12分の1で正解ですし、ある程度選択肢は搾れていますから、木材によっては自信をもって答えられます。 正解していれば、クリア。 3回連続でクリアすれば『素材・木材部門』で合格点が貰えて、だいたいクラスの半分が合格、半分が不合格になると聞きました。 

 次は『金属』を判別します。 といっても、木材と違って学園で扱う金属は『鋼(炭素と鉄の合金)』しかありません。 判別するのは『温度』です。 『鋼』は特定の温度に処理することで、硬度や粘り強さが変化するそうです。 例えば鋼を高温に加熱してから水に入れ、急激に冷やす『焼き入れ』をすると、硬くて脆い性質になります。 或は適当な温度に加熱してからゆっくり冷やす『焼きなまし』をすると、軟らかくなります。 ゆえに『温度』が極めて大きな意味を持ちます。

 目でもある程度判別できます。 常温では黒灰色、500℃を過ぎると茶色がかってきて、700℃あたりで赤熱し、900℃になれば全体が真っ赤に輝きます。 けれども鋼をキチンとコントロールするなら、100℃単位で温度を知覚する必要があります。 目は使わず、身体の温点――特に肉体で熱に敏感とされる、お尻の穴に密集した感覚点――でもって、鋼の温度を判別することになるのでした。

 使用する『試し鋼』は、直径6センチ、長さ50センチから1.5メートルまで10センチ刻みの『鋼の棒』です。 この『試し鋼』の一方を肛門に含み、四つん這いになります。 まっすぐな金属の尻尾をオケツから生やし、反対側をガスバーナーで炙っていれば、自然に熱がオケツに伝わりますよね。 その温度でもって、炎に当たっている部分の温度がいくらかを当てることができるようになれば、金属判別が出来るようになったと見なされるわけです。




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