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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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高校時代-2

治療を終えて、家に帰る。
母親が、ちづるに声をかける。

「おかえり。病院、混んでた?」

「んーん。今日はそんなでもなかった。」

2階の自分の部屋に行こうと階段を上る。

「すぐご飯だからねー。」

「分かった。」

自分の部屋に入り、ドアをバタンと閉めた。
ポケットからタオルを取り出す。
小さいタオルを眺める。

「、 、 、、 、 、 。」

 持って、帰ってきちゃった、 、 。

 どうしよう、 、 、。

 先生、今頃気がついたかな、 。

『あれー?私のタオル、誰か見なかった?』

看護婦にそう聞いている先生の画が目に浮かぶ。

来週の月曜、診察の時に、
ベッドの近くに、 、
あ、ベッドの下に置いちゃえば、落としてた、って思うかな 、。

    、 ?  あれ ? 

タオルを、顔に近づける。

   あ、  この匂い、 、 

  いつもの 先生の、 、  、 

その時、1階から声がした。

「ご飯出来たよー! 
ちづる、お兄ちゃんに声かけておりてきて。」

「、っ、、、、、分かったー!」

慌ててタオルを枕の下に入れる。
中学生の時から、ちづるは自分の部屋で、ベッドで寝ていた。
夕飯を食べて、お風呂に入る。
家族に「おやすみ」を言い、自分の部屋にくる。
ドアをバタンと閉める。
ベッドに横になり、枕の下のタオルを取り出す。
タオルの匂いを嗅ぐ。

「、、、、はぁ、 、いい匂い、、
 香水 ? なんの香りだろー、、。」

 その夜タオルを持ったまま眠った。

次の日。
学校が終わり、放課後に友達に誘われてT駅で遊ぶ。
プリクラを取り、駅ビルの洋服屋や雑貨を、友達と見る。

ふと足を止めて、友達に言う。

「あ、、ちょっと、あそこ見ていい?」

「香水? 私も見るー!」

 先生と同じ香りを探す。

 もし、 、 
見つかったら私も同じの
        買おうかな、 、 

そう思っていたが、同じ香りは見つからなかった。
家に帰り、夕飯とお風呂を済ませ、部屋にくる。
また、昨日と同じように、タオルの匂いを嗅ぐ。

「んー、、、香水、じゃないのかなぁ、、? 
柔軟剤? せっけん? 
んー、、、、」

ちづるは、それから、町やドラッグストアでその香りを探したが結局、見つからなかった。
5日目になると、香りが少なくなってきた。
今日も、ベッドでタオルの匂いを嗅いでいる。鼻の上にタオルを乗せて、深呼吸をしている。

「、、、先生に、なんの香りか、
 聞こうかな、、。
       でもなー、 、 、」

 『香水 、 使ってますか ?』

『シャンプーって、
     どこのを使ってます?』 

 「、 、 、 、 。」

どの言い方をしても、自然な言い方にならない気がする。
ぎこちない気がする。

明日には、 、もう、この匂い、なくなっちゃうかも、 、 、 、、

「、 、 、 、 、 」

  胸の奥が、切なくなる。
タオルを鼻の上に乗せたままモソモソと枕を股の間に挟んだ。
自慰のやりかたは、この時はまだ知らなかった。
知らないが、ほんの少しだけ、腰がゆらゆらと揺れていた。

、 、 早く月曜に、 、

   ならないかなぁ、 、 。

 また、先生、、 ほっぺ 撫でて
  くれるかな、 、 

   あ、 そーだ 。
        
学校で、うまくいってないって、 、

 ちょっと オーバーに言えば、 、 
   先生 心配して   また、 、 

  撫でて くれるかも、 、 。


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