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ヒューマン・ロール・プレイ
【調教 官能小説】

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〜 家庭科その7 〜-6

 ……。


 背筋を伸ばした第1姿勢を保つ22番さんの手を取ると、【B22番】先輩はソッと指輪を嵌めました。 私の所からだとよく分かりませんが、大粒の石がついています。 透明でやたら輝くところを見ると、何となくダイアモンドっぽいですが、そんなわけないですよね。 だってダイアモンドだとすれば、何千万円ってしちゃいますよ。 私は宝石なんて詳しくないですけど、入園前に宝飾店へ遊びに行ったことくらいあります。 その時は22番さんがつけている大きさの十分の一くらいのダイアモンドが、2百万円くらいだったと記憶してます。 そこから考えると、目の前のダイアモンドの値段は、大きさで単純に計算したとして、2千万円は下らない筈です。 
 ということで、本物のわけがありません。 ただの綺麗なガラス玉だと思います。

 指輪を嵌めることは、旧世紀では『契約』を意味したそうです。 私たちの場合、卑しく淫らな自分を、然るべき主人に捧げるという誓いの契約だったんでしょうね。 昔は、主従や婚姻といった様々な節目に指輪が活用されたと聞きました。 一方現代では身を捧げることすら畏れ多くて、誓う相手を見つけるすら出来ません。 だからでしょうか、指輪を『指』につけるのはおこがましいとされていて、指輪を嵌めるのは乳首になっています。 傾向としては左の乳首が多いそうです。 サイズは指用に作られているため、そのままでは乳首からスポッと抜けちゃいます。 まず乳首をシコシコとくじいて勃起させ、乳輪の膨らみごと押し込むことで、どうにか指輪を納めます。 そうしておいて反対の乳首は敢えて触らず、自分が指輪のためにどれくらい乳首を勃起させているかを対比させるんですが、差が大きいほど誠意を認めて貰えるんだそうです。

 22番さんは黙って左の乳房を揉みしだきました。 握る掌には力が入っていて、白い乳房にくっきりと握った手形が残ります。 そうしておいて、左の乳首を抓み、弾き、擦ります。 たちまち乳房先端の突起が尖りだし、ぷっくりとした蕾に変化しました。 心なしか乳輪も赤らんで、前より面積が拡がったみたいです。 キラキラ輝く石が下にくるように、指輪の中に乳首を捻じ込むと、しっかり固定できていました。 脇を締めて2つの乳首を真ん中に寄せたので、2つの乳首の色、大きさの違いが一目で分かります。 無表情な22番さんの胸元では、赤らんだ乳房が揺れるに合わせ、綺麗な石に引っ張られて心持ち下を向いた乳首が、ぷるぷる小刻みに震えていました。


 ……。  
 

 数珠、ミサンガ、バンドルといった数ある腕輪の中で、学園にあるのは『セパレート・ブレスレット』でした。 輪が2つに分離し、嵌めるためには2つのパーツを同時に繋がなくてはいけないタイプです。 ブレスレットを腕に付けようとしても、1人では接続できません。 戸惑う私に『ブレスレットはおっぱいの根本に嵌めるんだ』と、【B29番】先輩が教えてくれました。

 セパレート・ブレスレットは『信頼』を表します。 腕への接続が1人で出来ないのだから、自分だけでは外すことだって出来ません。 そこで私たちは『おっぱいをカンカンに搾って根本を腕並の太さまで押し込み』『自分でブレスレットを嵌めて』『キツく搾られる苦痛に耐える』ことで、みっともない胸を見てくださる方々への敬意を表さなくてはいけないそうです。

 先輩に渡されたブレスレットは、ぴったり私の手首サイズでした。 つまりFカップの私の胸からすれば、言う間でもなく小さすぎます。 でも、誰かが庇ってくれるわけもなく、私はブレスレットを2つに割ると乳房を上下から挟みました。 空いている指で乳房を圧し潰し、全体が伸びるように先端をひっぱります。 更に接続したブレスレットが落ちないよう、搾った乳房を根本ごと引っ張り出します。 パンパンに引き伸ばした肌が上げる悲鳴に耐えながら、ブレスレットの穴に柔らかい肉を押し込めば、あとは、パチン、音がするまでパーツを接続するだけ。 金属の輪っかから不恰好に歪んだ乳房が顔をだし、いつもより撓みながら胸元で揺れていました。 思ったよりは痛くないし、ブレスレットが外れる気配もありません。 これならどうにかやれそうです。


 ……

 
 他にも見慣れないアクセサリーがいくつか残っていたものの、時計を一瞥した先輩方は、アクセサリーはお終いな旨を宣言しました。 手際よく箱に仕舞いっていましたが、ネックレスは真珠が汗で劣化するからといって布で拭き、指輪についたダイアモンドは傷がついたら大変だからと特に注意していました。 真珠にしてもダイアにしても、偽物であろうと丁寧に扱おうとする姿勢は、見習わなくちゃって思います。
 
 先輩方が急ぐ理由は、今日で家庭科の特訓は終わりにしたいから、だそうです。 そして、終わりにするにはまだ『お化粧』が終わってないから、急いで教えてあげるとのことでした。 下着やアクセサリで酷使した身体を休める私たちの前に、口紅・アイシャドウ・白粉(おしろい)・香水――高級そうなオーラを称えた消耗品達がズラッと並びました。 


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