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磯崎恵利子 16歳の受淫 β.
【レイプ 官能小説】

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堕冬の受淫-1


 背後から抱きしめられ、恵利子は思い知らされる。

 まるで悪夢に魘されているように、身体が恐れに蹂躙されていることを。
制服越しに滾る“おとこ”の欲望を感じる。
濃紺のプリーツスカート生地一枚隔てて、貧欲な脹らみが強く押しつけられてくる。

「嫌ぁっ…… やめてぇ」
身を捩りまわった腕を振りほどこうと思っても、どうしてもそれができない。
恐怖、目に見えぬ怖れが、恵利子を拘束する。

 しかし恵利子にも自分を縛りつけているのが、それだけではない事に気がついていた。
戸惑いはじめて…… いた。

臭い、陰茎から吐き出される“おとこ”の臭いが、どうしても消えない。
命じられるまま陰茎を咥えさせられ、髪を揺らしながら首を前後に振り続けていた。
口の中で唾液と陰茎から零れ出る淫液が混ざり合い、徐々に満たされていく。
じゅぷじゅぷと音がたちはじめると、嫌でも唇の端から溢れた滴が顎へとつたう。
躊躇うも息苦しさから、喉を鳴らせて嚥下を繰り返す。
喉の奥から不快な臭いが込み上げ、気が遠くなる。

いや、その臭いに翻弄されはじめている。
心とは裏腹に身体が蝕まれていく。
どうにもならほどに全身が火照りはじめ、下腹部にはくぐもった熱が籠りはじめる。



(どうしてあんなことを…… )
車内で強いられた時、羞恥と恐怖から一瞬で血の気がひいた。

 一時間ほど前。

「? そっ、そんなことできません! 絶対に嫌です」
嫌悪の表情を浮かべ、明確に拒絶の意思を示した。

『どうしてだ? 約束通り、避妊ならしてやる』

「どうしてって、そんなの…… 誰かに見られたら…… それに、そんな恥ずかしいこと、嫌です」

『ダメだ! 避妊さえ、コンドームさえ付ければ、“やらせる”と言っただろ』
それが当然であるかのように、強い語気で権利を主張してくる。

「 …… そんな」
“やらせる”と言う言葉の淫猥さに、改めて抵抗を感じながら小さな肩を震わせる恵利子。
そして発せられた言葉が脳裏を巡る。
確かに約束を違えているのは、自分のほうかもしれない。
しかしそれは選択の余地が無い、脅迫によって強いられた絶望のなかでの、最低限の条件と言えた。

『どうした、ヤリマンの磯崎。従えないなら、解っているんだろうな!』
精児は脅迫時同様、名前ではなく姓で呼んだ。


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