投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

ヒューマン・ロール・プレイ
【調教 官能小説】

ヒューマン・ロール・プレイの最初へ ヒューマン・ロール・プレイ 23 ヒューマン・ロール・プレイ 25 ヒューマン・ロール・プレイの最後へ

〜 家庭科その2 〜-6




 ……。


 小型の家電で最後に登場した『ドリンクサーバー』……冷たいジュースや暖かい飲み物を、飲み頃の温度で提供する家電です。 温度を一定にした飲み物といえば、私的には『魔法瓶』なんですが、学園では違いました。

 私たちは股間に3つの『容器』を持っています。 1つが膣。 子宮も含めれば相当な量が入ります。 入口も大きいし、使い勝手的には一番いい、とされています。 2つめが膀胱。 液体専用ですし、容量も多くはありません。 ただ、一度堰をきってしまうと途中で止めるのは難しいですが、
締めつけて溢さない工夫はできるのが膣より優れている点といえましょう。 より勢いよく流すことが出来る点も長所です。 3つめは、肛門及び直腸ですね。 容量といい保持力といい、どれも1番優れているそうです。 拡張次第では入口の大きさも直径15センチはいけるそうで――今の私たちは5,6センチが限界ですが――、使用するたびに汚物が付着する点が玉に瑕とされています。

 以上を勘案し、ドリンクサーバーになった牝は、まず肛門を徹底的に洗浄することになります。2L浣腸を10〜15回が平均洗浄回数と聞いて、さもありなんと納得しました。 で、飲み物を肛門に抽入します。 まずは冷やす飲み物のケースです。 サーバーの容量は1人分が基本なので、肛門に抽入する量は500〜600mLでしょうか。 続いて膣と膀胱に『保温パック』を挿入します。 『保温パック』には冷却材が入っており、外部の熱交換器と繋げることで『−5℃』になります。 それからオナニーで熱交換器の電源を入れれば、たちまち膣、膀胱が氷点下まで冷やされます。

 ただでさえ『保温パック』を頬張ってパンパンになった膣や膀胱が冷やされるのは、何とも言えない感覚だそうです。 オシッコをしたいのに一滴も出せないような感覚と、お腹がキンキンに冷やされる感覚とが合わさって、キリキリと締めつけられるようにお腹が痛くなると聞きました。 そのまま5分間我慢すれば、腸内の飲み物は適性温度――つまり4℃に設定されます。 飲み物が『オレンジジュース』のような果汁ならまだマシです。 抽入された炭酸飲料やアルコール系だと、直腸内部が刺激されて猛烈な排泄欲求まで起きてしまって、4℃に冷える頃には、ぐるぐる、きゅるきゅる、酷いことになっているそうです。 最悪は『ビール』ということですが……これ以上喋りたくないようで、先輩方は苦笑しただけで、詳しくは教えてくれませんでした。

 お腹の中で設定温度まで冷やしたら、膣・膀胱から『保温パック』を抜き取ります。 飲み物を待っている方のところまで届けるには、熱交換器から離れなくてはいけませんよね。 キンキンに冷えた飲み物を下半身に蓄えたまま、零さないように、というか漏らさないように走ります。 本当はゆっくり進みたいんですけど、それだと温度がぬるくなってしまうため、走らざるを得ないそうです。 きっと、太腿同士を擦り合わせ、内股になりながらヨチヨチ走るんだろうな、って思います。 

 そうやって飲み物を注文した方の所に辿り着けば、あとはコップにそっと排泄します。 ここもポイントの1つで、一欠けらでも汚物の片鱗が含まれようものなら、打擲や指導では許されません。 間違いなく一発で補習室送りです。 零さないように、また汚れが残っていないよう祈りながら第3姿勢で飲み物を注ぐときの恥ずかしさは、きっと言葉には出来ないでしょう。

 温かい飲み物をサーバーする場合も、基本的には冷たい場合と変わりません。 膣と膀胱が60℃以上の熱さにを我慢しなくちゃいけないくらいです。 お腹の痛みにしても、冷たい場合よりはマシらしいですし『ビールをサーバーできたなら温かい方はどうにかなる』と言われました。


 ……


 以上で家庭科が扱う『小物』の家電は終了です。 『小物』という限定表現に一抹の不安を抱きつつホッとため息をついたのも束の間、【B22番】先輩は新しい絵柄をホワイトボードに描き始めます。 訝しみながら眺めていると、エアコン、洗濯機、食器洗い機、湯沸かし器――大型の家電が並びます。 もしかして、家電の授業は『サーバー』で終わりじゃないのかも――?

 ……悪い予感って、当たるんですよね。 まだ『大物』の家電は残っているよ、と無情にも【B29番】先輩が宣告した時、私は思わずその場に崩れ落ちそうになりました。

 仕方ありません。 どっちみち、いずれ家庭科の授業で向き合わなくちゃいけない現実です。 今向き合うか、あとで向き合うかの違いだけで、本質的には変わりません。 すぅー、深く深呼吸します。 途切れそうになった集中力を高めるべく、キュッ、自分の掌を抓ってから、私は再びホワイトボードを凝視するのでした。


ヒューマン・ロール・プレイの最初へ ヒューマン・ロール・プレイ 23 ヒューマン・ロール・プレイ 25 ヒューマン・ロール・プレイの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前