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愛すべき彼女と肉塊
【学園物 官能小説】

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Yuki:「愛すべき肉塊」-9

瑠奈が体を痙攣させるたびに、きっと乳首のチェーンは揺れているのだろう。

今、瑠奈の素敵な穴を舐めている俺は、そんなところを見ることはできない。瑠奈の腰辺りに置いておいたスマホを手探りで見つけ、ロックを解除して、またシャッターを押す。

わざと音を立てながら、瑠奈の愛液を飲み干すように舐める。

瑠奈のクリトリスの方に舌を持っていき、肉の穴に、中指をゆっくりと奥へ挿入していく。


「ああっ…それダメっ…!んんんっ!」

中指を捩じるように奥へと入れたり、肉壁の上の方に指を引っかけるようにしながら、出し入れしていくと、瑠奈の声がどんどん激しい喘ぎ声になっていく。

「へっ…変になっちゃうから…やめっ…て…いやぁぁぁっ」

瑠奈は本能的に、俺を止めようとしているのか、クリトリスを舐めている俺の顔を、後頭部を持って引き離そうと力を入れて、両手で俺をいやらしい部分から、離そうとする。

俺はそれに逆らうように、更に長く、ゆっくりと中指のピストンのペースを落とし、クリトリスを掃除機のように強く吸い上げてみる。

「いやっ…あんっ…っ〜…」

瑠奈はもう、これ以上高い声を出せなくなったのか、声がかすれていく。

激しい息遣いと指を絡める音だけしか聞こえなくなった後に、中指が瑠奈の肉壁に強い力で挟まれて、体が痙攣することで揺れるチェーンの音を聞いて、瑠奈が絶頂に達したと俺は知る。

やはりここも、写真に収める。

しばらくして、瑠奈の中の圧力が徐々に解消されていき、咥えこまれた中指を抜くと、しゃぶられていたかのように、べっとりと瑠奈の愛液が付着していて、指はふやけている。

俺は瑠奈をそのまま、ベッドに横にならせて、その隣に俺も横になった。

瑠奈の髪が、乱れて前髪にかかっていて、瑠奈がどんな表情をしているのかは、わからなかった。

瑠奈は息を切らしていた。胸の辺りは、皮膚の病気を疑われるのではないか、と思うほどキスマークの痕にまみれ、ニップルクリップから垂れ下がったチェーンが、胸にかかっていて、脚はくの字に曲がっている。

疲れ切った様子の瑠奈を抱きしめて、髪を撫でる。

瑠奈の体は、柔らかくてどこまで抱きしめられるのだろうかと、思わず力が入っていってしまう。

「ゆう…きくん、痛い…。」

瑠奈の微かな声で、俺は我に返って瑠奈を解放する。

瑠奈の姿を眺め続けていることで、俺も余韻に浸っていた。

ふと、キスマークで真っ赤になった胸元に目をやる。

これは、やっぱり俺の独占欲の現れだと、感じる。

別に瑠奈は、彼女ではない。俺は陽も瑠奈も同じくらい好きなのだろう。

それが心の話か、肉体の話かの違いでしかないことは分かっていた。

しかし、今回のように、瑠奈と食事に行ったり、瑠奈と下着を買いに行ったり。

俺はいつの間にか、瑠奈の快楽に悦ぶ顔ではなく、笑顔さえも欲するようになっていたのかもしれない。

体のつながりが、強くなっているのは当然のことだが、俺の心もまた瑠奈と繋がりたいと思いつつあるのか。

誰にも見せたくないし、触らせたくない。

瑠奈は、俺だけの肉の塊で居て欲しいと、それを胸元のキスマークが主張しているようだった。

「勇樹くんは…しないの?」

そんなことを考えてまた、思考の世界にいると、瑠奈の声で現実へと意識が戻る。

俺のペニスはそんなことを考えているうちに、いつの間にか平常時の大きさへと戻りつつあった。

「したいよ…、もちろん。」

俺は瑠奈の手を握る。

「私…、まだ時間あるから…いいよ。見ているから。」

瑠奈に見つめられて、俺のペニスはあっという間に活力を取り戻した。

俺は、下着を脱いでペニスを覆う皮を自分で剥いた。

「じゃあ、瑠奈ちゃんキスしてよ。」

あぁ、乳首を花のアクセサリーで装飾された、裸の可愛い女性にキスされているだけなのに、俺のペニスはこれ以上勃起できないほど隆起していた。

睾丸の辺りが、ブルブルと震えて、自分の精子が込み上がってくる感覚が下半身に広がっていく。

俺は、瑠奈の体を焦らしていたことで、自らの精神さえも焦らしの巻き添えになっていたことに気付いた。

我慢比べというものは、両者に平等に与えられるものだったのだと。

その証拠に、俺は口の中に瑠奈の舌を絡められながら、少し右手でペニスを触っただけで絶頂に達してしまったのだから。

いつもよりも、多くの精液が自分の体へ飛び散っていく。

あれから、どのくらいの時間が経ったのか、日は少しずつ下がってきていて、部屋は陰ってきて、薄暗くなった。

このくらいの明るさがちょうどいいな、と内心思いながら体についた精子を拭くのは後にして、隣に居る瑠奈の体に触れながら余韻に浸っていた。


「愛すべき肉塊」終わり


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