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同棲ラプソディー
【女性向け 官能小説】

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-3


お義理程度にコマリをなでて
「残念だな」
と苦笑いした。

もしコマリを飼えればこれから先も吉見に会うチャンスが
あるかもしれないからな。

そんな意地悪な考えを表に出さないように
二人の会話を聞いていないかのように、俺は座り込んでコマリをなでていた。

「ゴンが死んでから母さんが寂しがってさ。
新しく犬を飼おうと思っていたところんなんだ」
「え?ゴン死んじゃったんだ・・・」
「あぁ。真理子にも可愛がってもらったよな」
「そんな・・・」

「またウチに遊びに来いよ。母さんも喜ぶよ」
「・・・・そんな訳には行かないよ」
「誰も気にしないって」

そんなことないだろ・・・なぁ?コマリ。

「また、電話してもいいかな?」

その男が、そんなことを言いだすから、
俺はスッと立ちあがった。

「俺、コマリと散歩しながら先に帰ってるよ」
そう言いながら歩きだす。
「佐藤さん」

ここで、俺が「俺が吉見と付き合ってるんだ」と言えばいいのか?
自嘲気味にそう呟けば
コマリは関係ないわ。とちょこちょこ歩きだす。

「お前は良いよなぁ〜」
そんなコマリを見て少し気分が晴れてそう呟けば

「うわ・・・佐藤・・・あんた独り言?」
そう後ろから声をかけられた。

「あ?」




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