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だから、そばに。
【女性向け 官能小説】

だから、そばに。の最初へ だから、そばに。 3 だから、そばに。 5 だから、そばに。の最後へ

-4

「そいつと付き合うの?」

目薬でも、さしてしまおうか。言ったそばから涙腺が限界にきてる。
泣きそうになっていること、この人にはどうしても知られたくない。

笑ってごまかして、タオルを持ったまま洗面所に向かう。
でも、そうさせてはくれないらしい。向かおうとしたのに、腕が痛い。掴まれてる。
足元のタオルも拾おうとしたのに、首元にもう両腕が絡まっている。
引き寄せられると、同じボディソープの香りが身を包む。

「明香里」

耳元の囁きに顔を向けずにうつむいた。
正面に回る拓巳の手が私の頬に触れる。押し当てられた、思考力を奪っていく唇の熱に目を閉じる。

「……んっ…」
いつものように彼の唇と舌に酔い、抵抗も出来ずに侵入を許してしまう。
なぞるように這いながら、逃げ場のない私の舌を絡みとる。
離れた唇は、私の耳や首筋を這っていく。息がもれると、微笑みを含んだ囁きが落ちてきた。

「やっぱり首弱いな」
「……うん。気持ちいい」

素直に感想をつぶやいてしまう。この人の吐息を感じるだけでどきどきする。
身体を軽々と抱えた彼に、身を委ねる。
ギシリとスプリングが軋み、見下ろす彼の体温と重みが一緒に私を沈めていく。

「…あっ……」
手のひらと指先が乳房と敏感な頂をなぞる。
布に皺をつくりながら、隔てて伝わる肌への温もり。
やがて捲り上げられたシャツの下から、伸びてきた彼の手がやわやわと揉みしだいてくる。

「んん……」
「可愛い」
胸元に寄せられた唇に、また息があがる。
指に快感を引き出されていると、乳首に熱と湿りが絡みつく。

「んっ……やっ…」
含んだ舌先で転がされ、刺激を受けるたび、身体が熱くなる。
空いた手によってさっきよりも力を込めたように乳房が揉みこまれ、弄ばれ続けていく。

「声我慢しなくていいよ」

そう言われ口内を侵され、息も絶え絶えになる。
舌を絡めると彼の手が私の服を脱がしにかかってくる。器用にするりと引き抜かれていくたびに、ひやりとした空気が肌に触れる。

「もう濡れてる」
全てをさらけ出した私の身体を眺め、彼が囁く。
膝を抱え開かされると、はしたなく溢れたそこへ彼の頭がうずめられた。

「やっ……んん」
脚の抵抗を封じこめながら、彼の舌と指先は私の疼く場所を容赦なく攻めたてていく。
ぴちゃりとはしたない水音をたてながら、花弁はされるがままに刺激を受け止める。

「敏感だなあ」
身体を起こした彼は、呼吸を整えている私をよそに刺激を続けながら覗き込む。
「…あっ…」
ぬっぷりと侵入していく指が、淫らな音を立てながら私の膣内を徐々に掻きまわす。

敏感になってしまうのは、あなただから。
私の身体のいたるところを知り尽くしているかのように、どこを攻めたら私が乱れるのかあなたはわかってる。
だから、せめて心の本当の奥だけは悟られたくない。

「こんなに濡れてるのに、もうこれで俺とは終わりにしたいわけ?」

彼のもう片方の手が胸元を揉みしだきながら弄ぶ。硬くなった乳首を弾くように刺激されるとびくりと背中が跳ねる。

「……んっ……ああっ…」
「好きなやつにはもう気持ち伝えたのかよ」

口を開いてしまうと大きな声が出てしまいそうで口を噤む。今聞かれても肯定も否定もできない。

「…明香里。もう俺には会いたくない?」
不意に優しい囁きが落ちてくると、つい視線を戻してしまう。

「即答しないってことは迷ってんの?」
沈黙がおちたあと、拓巳は言った。
攻めたてる指先の動きが大人しくなっても、性感帯はなお疼くように彼を求める。


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