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二人の外道
【鬼畜 官能小説】

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B:1-6

「さーて、じゃあいくぞ」
「はうぅッ!……んはぁ、あ」
 愛液でトロトロにふやけた穴に、固い肉棒が突き刺さる。そして、そのまま肉棒は出入りを一定のリズムで繰り返し、快楽をその主に与える。もちろん、その快楽は出入りされる亜里沙にも共有を強いる。
「あ、あひっ、うはあ、あ、ああっ、や、やらぁ」
「どうだ? セックス気持ちいいだろ?」
「そ、そんなことっ、あ、ありませ、ありませんっ、あうあっ」
 亜里沙は頭をブンブンと振って否定するが、身体から出る汗、そして何よりも突くたびに量を増して膣から溢れる愛液は、その否定が嘘であるとBに無言のうちに教えていた。
「嬌声漏らしながら言われても説得力ないよ。あー気持ちいい」
「いいなー。俺もやりたくなってきた」
 興味なさげに本を読んでいたAが、ふと顔を上げてなんとなく羨ましそうに言った。
「明日まで楽しみは取っておけよ。帰ってから嫁さん抱いてやれ」
「へいへい、そうしますよ。じゃ、セックス死しないようにな」
「そういうのやめろや。ビビッて萎えるだろ」
「心配してやったんだよ」
「余計なお世話だ。黙って本の続き、読んどけ」
「邪気にしやがって。死ね独身」
「結婚は人生の墓場と言うらしいな。なんなら本当に墓に埋めてやろうか?」
 彼らの会話はいつも後半になると、互いのけなし合いに発展するらしい。当の本人たちにとっては、まったく無意味な時間であったが、亜里沙にとっては、ほぼ唯一このわずかな隙間が、凌辱されている間の休憩時間となっていた。ただし、残念なことにそれはすぐに始まってすぐに終わるのだが。
「あ、ああぁっ、うあ、やあっ」
「気分が台無しだ。もっと喘いで俺を楽しませてくれ」
 口論はどちらの勝ちとも言えず、うやむやのうちに終わった。亜里沙は、その間に萎んだBの肉棒に再び血をたぎらせるために、さっきよりも激しく秘所を突かれる羽目になってしまった。
「ああっ、つぁ、あ、あぐぅぅぅ……ふあ、あ、あ、くうっ」
 “何か”が再び亜里沙の身体から顔を出そうと這い出てきた。
膣の収縮を肉棒で感知し、亜里沙の体温の高まりを、額に浮かぶ汗で理解したBは腰の筋肉をフル活用して、亜里沙から“絶頂”を引き出そうと、ピストン運動の速度を速めた。
「う、ういぃ、や、やだ、いやだぁ……あ、うああ」
「おら、イキそうか? イキそうなんだろ?」
 Bが何を言っているのか全く分からない。そもそも質問の答えを考える余裕もない。“何か”が身体から出てきそうなのを必死で押さえなければならない。でも、どうやら限界は近いらしい。
「うあ、あああっ」
「イケっ、俺のちんぽで絶頂してみろっ」
 グッと、Bはペニスの突きを溜めてから勢いよく押し込んだ。子宮に届くような深い挿入がなされ、亜里沙の膣は強烈な収縮が幾回も短時間のうちに行い、中の肉棒を窒息死させるかの様に密着度をあげた。
「うはあああああああああっ! あぐぁ、あ、ふぁあああああああっ!」
「はは、可愛い女の子が野獣みたいな声あげちゃって」
 身体を突っ張らせて、初めての絶頂を迎えた亜里沙を、ピストン運動を続けたままのBが笑う。
「ぐはぁっ、あ、あ、あぁ……あ、ぁ……ッ! うああっ! ああっ、くああ」
 筋肉の収縮が終わり、ビクビクと痙攣をくり返して弛緩状態を起こした亜里沙に構うことなく、今度はBが絶頂を味わおうと、自分勝手に肉棒の挿入と抜去をくり返す。
「ぐああっ、や、やめ、くるしっ」
「あー、俺もイキそうだ。ほら、イクぞ。ゴム越しに、しっかりと精液感じろよっ! おらぁ!」
「やだああぁっ、いやあああ、あ、うあぁぁ、ああああああぁぁ」
 昨日と同じように、ペニスが激しく脈打って熱い存在を膣は感じる。熱源がゴムでできた壁に遮られて、直接体内に入ってくることが無かったのが、せめてもの救いだった。


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