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二人の外道
【鬼畜 官能小説】

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「やだ、やだ、やだぁ!」
「ちょっと黙ろうね」
「んんんッ! んん!」
 泣き叫ぶ亜里沙にAがまたも唇を重ねる。しかも、今度は舌を口内に入れて、内部を舐めまわす。それとほぼ同時にBが亜里沙の右胸にむしゃぶりついた。左胸も彼の左手に縦横無尽に蹂躙されている。
「んっ! はぁっ、いやっ、もうやめてよッ!」
「あ、今ちょっとカワイイ声でた」
「何、感じてんの?」
「違うッ! もう嫌だ、やめてよッ!!」
 彼女の四肢の行動範囲を縛る枷は、台に金具で打ち付けられているが、金具と枷は約15センチの鎖で繋いである。構造的には鎖を間に挟まなくとも台に枷ごと直接打ち付けて、一寸たりとも動かすことのできないようにすることが可能であったが、Aの発案で、少々遊びの部分を設けることにした。A曰く、“鎖を鳴らして暴れる姿が見たい”とのことだ。
「うわあああッ! やだやだやだッ!」
 Bの手がスカートをめくり上げ、現れた真っ白の下着を引きちぎろうと引っ張った。亜里沙はAの狙い通りに、鎖をジャラジャラと鳴かせて抵抗を見せる。もちろん、鉄製の枷はその程度ではびくともしない。僅か15センチの鎖が激しく揺れるだけである。
「さすが高校生は綺麗だな」
 Bは引きちぎった下着を投げ捨てると、亜里沙の足枷を外し、両手でがばっと無遠慮に股を広げた。ピンク色のそこは、いかなる存在も受け入れた過去はない。
生まれてから誰にも見せたことの無い秘所が、愛したこともない、ましてや顔や存在すら知らない男に晒されるとは、いったい誰が想像するものか。亜里沙は声が枯れんばかりに金切り声を上げる。
「やああああああああああッ! やめて、離してっ! 離せッ! 離せぇッ!」
 最後の方は命令口調になっていた。普段は絶対に使わない命令口調。それでもこの二人の男は意に介した風もなく、自身の身体をもてあそぶ。
「そろそろうるさくなってきたな。ちょっと静かにさせるわ、暴れると危ないしな」
「顔はやめろよ。腫れてるのを見ると萎えちまう」
「一発くらいなら大丈夫っしょ」
「じゃ、せめて平手でやれよ」
「おっけー」
 Bとの短い問答のあと、Aは五指を目いっぱい開いた右手で亜里沙の左頬に平手打ちをかました。
 パチィィィィィン!!
「あぎゃぁッ! ……っ!?」
 瞬間的に衝撃が走って、頭が少し左へ引っ張られて浮いた。それから左のほっぺたがジンジンと熱くなり、それと同じくらいの痛みが湧き出てくる。
 亜里沙は自分が何をされたか理解できなかった。いや、理解できるだけの余裕を脳が生み出せなった。なぜなら……
「ぐぇ……えッ、あッ、かはッ」
 Aの手が首を鷲掴みにした。体内への酸素供給が断たれ、酸素を消費しつくした脳は機能を低下させ、白目をむき、急速に気が遠のく。意識が途切れる半瞬手前で、Aはやっと手を離した。
「苦しい思いをしたくなかったら、少し静かにしてね」
 ぜぇぜぇと荒い息をくり返す亜里沙に、Aは優しく語り掛ける。首を掴んでいた手は胸に居場所を変えて、好き勝手に弄り回していた。
「じゃあ、そろそろやるか」
 Bがズボンと下着を脱ぎ、反り立ったモノにコンドームを被せた。これはAに配慮をしたもので、犠牲になる女体を思ってのことではない。もちろん、Aも挿入時にはコンドームを装着する。どちらがということでもなく始めた、二人の間の暗黙の了解であった。


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