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呪縛の檻
【その他 官能小説】

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檻からの解放-12

一馬は屋敷の外を見ながら煙草を吸いながら考える。
息子が絵茉と私の関係に気がついてしまった。しかしそれがなんだと言うのだ。それくらいで、私の地位は脅かされない。

彼の思う唯一の不安は、絵茉が彼女の両親の死の真相を知ってしまう事だった。金さえあれば世間の情報はいくらでも操作することが出来る。しかし絵茉の心だけはどんなに金を積んでも手に入れることが出来ない。彼女を支配することでしか彼女を手に入れることが出来ない。

秀慈は全寮制の高校に編入させるべきだな。一馬がそう考えた時、玄関の扉が開く音がした。一馬は絵茉が帰って来たと思い、急いで玄関に向かった。
一馬が玄関に着くと、そこには秀慈と絵茉が二人そろって並んで立っていた。


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