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呪縛の檻
【その他 官能小説】

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暴かれる真実-6

「親父さん達もその知らせを受けた時に呆然としたそうだよ。でも絵茉ちゃんだけは無事だった。だから彼女だけでも自分たちが引き取ろうとした時、雨宮が尋ねてきたそうだ。大金を持って。親父さんはギャンブル好きだったのを知っていたんだろう。絵茉ちゃんを引き取るのはやめるのなら全てやると、アタッシュケース一杯の現金を親父さんの目の前に出した。」

「・・・じゃあ、絵茉のお祖父さんは絵茉よりもお金を受け取ったんですか?!」

「そうだな。それに先輩の妹の一家にも金を渡した。雨宮はもしこの事を口外したら命の保証はないと脅して、誓約書を書かせたそうだ。あとは君も知っている通り、絵茉ちゃんは施設に送られ、雨宮の計画通り絵茉ちゃんを引き取った。」

「父さん・・・。」

秀慈は目をギュッとつむった。

「先輩の親父さんはずっと孫である絵茉ちゃんを一人にさせたことを気にしていたそうだ。だから先輩の雨宮の告発の封筒も捨てられず、ずっと金庫で保管していたそうだ。そして自分の死が近いとわかると、雑誌ライターをしている俺に連絡をよこしてきたってわけだ。
俺も親父さんと顔見知りだったからな。思い出してくれたんだろう。孫を売っておいて今更なんだよ。と思ったけどな、彼のお蔭で真実を知ることが出来た。俺はさ、つい数か月前まで大手出版社に勤めていたんだぜ。戸出出版っていう。」

「もちろん知っています!色んなジャンルを幅広く扱っていますよね?」

「ああ、そこで俺は主に殺人事件を扱う記事を専門としていた。少年犯罪とかリンチ事件・・。この封筒を受け取ってからいてもたってもいられなくなって、雨宮の事を独自で色々と調べ始めて記事を書くぞってなった時、突然クビを宣告された。
――雨宮は戸出出版とも繋がっているんだな。さすが雨宮一馬だな。いつでもどこでも抜かりなく自分を脅かすものは排除する。」

「わかります・・・。学校の先生も辞めさせたのを知っています。」

「でも俺はまだ諦めちゃいない。先輩を殺した雨宮を許さない。でも、どうしても絵茉ちゃんの協力が必要なんだ。彼女の証言も必要だ。まずは行方不明になった時どこで何をしていたのか?この町から引っ越すと決めたのに、どうして親父さんのいる町と反対方向に向かったのか?
それに、絵茉ちゃんだけ軽傷で助かったのも謎だ。」


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