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呪縛の檻
【その他 官能小説】

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動き始める運命-4

 いつもの部屋に着くと一馬が何やら後ろを向いて準備をしていた。ビクビクしながら絵茉は部屋に入る。一馬は落ち着いた様子で絵茉に問いかけた。

「絵茉、遅かったね。今日は19分の遅刻だよ。」

「ごめんなさい、秀慈さんが急に尋ねて来て・・・。」

「そんなの、眠たいから明日にしてと何故言わなかった?秀慈を断る理由なんていくらでもあるだろう?」

「はい・・・。あの!」

絵茉は一馬を見つめる。

「何だい?絵茉。」

「あの・・秀慈さんには何もしない・・・ですよね?」

「ん?どういう意味かな、絵茉。」

「いえ、何でもないです。」

初めて誰かを気にするそぶりを見せた絵茉に一馬は苛立ちを隠せないでいた。

「いつも言っているだろう、絵茉。君は私だけのものだ。私以外の事は何も気にしなくていいんだよ。さあ、ドアの鍵を閉めなさい。二人だけの世界になろう。」

絵茉が扉の鍵を閉めた時、ドアの向こうに人の気配がしたような気がしたが、それよりもこれから自分に待ち受ける事に耐えなければならない事の方が彼女にとって大事だった。


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