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例えばこんなカリキュラム
【二次創作 官能小説】

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〜 道徳・自己 〜-1

〜 29番の道徳 ・ 自己 〜


 29番。 『学園』のCグループ2組、史性寮所属。 
 個人的には、私なんて番号で呼ばれる存在以上でも、以下でもないんだろうな、と思っている。 どうせ番号程度の価値しかないのなら、学園も私たちなんかに構ってないで、好きにすればいいとも思っている。 けれど私の半ば捨て鉢な気持ちとは裏腹に『学園』が用意したカリキュラムは細部まで念が入っていた。

 『学園』のカリキュラムは、主要科目として『国語』『数学』『理科』『社会』がある。 そして、副教科として『道徳』『書道』『保健』『家庭』『技術』『音楽』『美術』『情報』といった科目がある。 これらすべての単位を取得することがBグループに進級する必須条件で、1科目でも落第すれば留年か中退扱いになります。
 
 以下は担任の2号教官の言葉。

 『知識や論理は、しかるべき土壌、すなわち道徳の素養があってはじめて効果をもたらす。 自分を見つめ伸ばし、支え合い、生命を輝かせ、社会に生きる一員として、自分自身を涵養して初めて、学習が効果を発揮する。 言い換えれば、何よりもまず私たちは、メスとして、メスらしく、メス並に振舞うために、牝性そのものを育まねばならない――』

 教官はコンソールを操作し、机上に『道徳』と大書したテキストを用意してくれた。

 配布された『道徳』の教材から私達が学ぶことになる内容とは、徹頭徹尾、自分たちの厭らしさ、愚かさ、恥ずかしさ、惨めさ、みっともなさ、卑しさ、淫らさ、変態さ、その他エトセトラ。 負の側面ばかりにスポットがあたっていて、読んでいるだけでミジメになる。 負の表現――そう思うこと自体が不遜らしいけど――が、これでもかと満載されているにも関わらず、一字一句暗誦させられる。 道徳という仮面をつけ、おまんこ臭で曇っているフィルターが私たちを包んでゆく。 これが、私たちが身につけるべき、学園の正しい認識というわけだ。


 ……。


 最初の項目には『今のあたし(Cグループ)』と書いてある。 自己紹介風に、教科書の空白を自分語りで埋める形式だ。 では正直に書けばいいかというと、決してそういうわけにはいかない。 あくまで学園の生徒として指導を受けるべき立場を自覚しつつ、私たちは丁寧に書き込んだ。

・好きなスポーツ……(部活紹介で見たスポーツは避けたいため)ジョギング
・好きな歌……(国歌が無難と思うため)君が代
・目標にしたい人……2号教官(確かに怖いが、優秀ではあると思う)
・好きな言葉……(正直に書いたら叱られそうで)膣穴(ちつけつ)拷虔(ごうけん)
・一番楽しいこと……勃起したクリチンポでまんずり
・あたしの『いいな』と思っている所……すぐに乳首が勃起するところ
・あたしの『直したい』ところ……オケツの締まりが緩いところ
・夢中になっていること……クリチンポでの絶頂を寸止めすること
・感動したこと……1日に絶頂した回数が100回の大台に乗ったこと
・将来の夢……立派な社会人になること

 半ば正直に、半ば演じながら記入する。 演じるといっても、ウソをついたわけじゃない。 ただ着眼点が違うため、本心ではあるが、本気ではないです。

 第1章のテーマは、『あたしを見つめ伸ばして』といい、以下の5項目から構成される。

@調和のある生活
A目標にむかって成し遂げる意志
B自分の行動に責任をもつ
C理想を求めて人生を拓(ひら)く
D個性を伸ばす




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