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ある感情の軌跡
【純愛 恋愛小説】

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ある感情の軌跡A-1

綾香と手紙が灰になってから2ヶ月が経った。



結局綾香と丸山の謎は謎のまま、俺は荒れてしまった。

きっとサイコっぽく言い換えれば狂ったとか壊れたって表現が似合うんだろう。
学校や家では何も変わらずに、バイトも笑顔で続けている。ただバイトを言い訳にしてあれ以来一切の交遊関係を避けていた。自由人を気取って学校をサボる日もしばしばあった。


…なんていうか毎日が、何かもぅどうでもよくなってきているんだ。今まで貫いてきた目標とか信念とかっていうモノから順番に、やる気とか楽しさとか必要性を感じなくなってきてる

このままじゃ学校もいずれ辞めるし―

[ピリリリリ、ピリリリリ]
携帯がなった。
『はい宮森です…はい、はい分かりました。じゃあ10時に駅前で』
[ピッ]

―友達も家族も辞めるんだろうな。


電話は山下先輩からだった。最近の趣味仲間だ。唯一やる気がでる楽しい趣味。





『遅せぇーよ』
金髪に両耳ピアス、かわいそうなくらい悪い目付き、バイト先に2日間だけいて客殴ってクビになったバカはいきなり俺にガンを飛ばす
『すいません、バイトだったんで。』

今はホストやってるらしい山下先輩の自慢話を10分程聞き流したがさすがに痺れを切らして俺から話を切り出した

『先輩、遅れてきて何なんですけど…時間もアレなんで、そろそろ始めません?金品強奪事件』

金品強奪事件。世間は俺の趣味をそう呼んでいる。





黒くはないがイマドキ普通の少し赤い髪、面倒だからピアスなんて開けないし服装もいたって普通だ、不良な友達はいるけど自分自身はただの自由人気取りな誰がどう見ても普通の、一般的な高校生。そんな俺が夜の10時に駅前にたむろしている《いかにも》不良って感じの男と目を合わせる。さらにチラチラ見る。すると立ち上がり俺に向かってくる。そこで俺はバカにしたように笑う。すると束になって向かってくる。俺は逃げる、人の来ない公衆トイレへ。俺は追い詰められる。そこでトイレの個室から山下先輩が出てくる。って感じ。でも山下先輩実はあんまり強くない。だからほとんど俺が警棒でボコボコにする。
俺は普通の高校生だから、グーでなんか殴れない。

宮森!!!

『宮森止めろ!!!』
…先輩の声で気がつくと、俺が殴ったり蹴ったりしてる奴が声も出さなくなってる。
『お前殺す気か!!もう止せ!』
先輩が真っ赤な顔をして焦ってる。思わず笑ってしまいそうだ。
『すいません。いや〜つい‥』

『とにかく、バックレて救急車呼ぶぞ』

『はいぃ』
言い訳もさせてくれないし今夜はまだ暴れ足りない。そんな不満を抑えながらしぶしぶ先輩の車に乗り込んだ。


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