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年下カレシ
【女性向け 官能小説】

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告白-1


次の日、奈々子はケアレスミスすることがないように、気を張って仕事をした。

(そう、私たちは命を預かっているんだ。
そんな初歩的な心構えさえも忘れていた自分が情けない。)

その日の勤務を終え、葵との約束の時間が迫っていた。
勤務先の病院の二駅隣の葵君の学校に着いたのは、17時半を過ぎていた。

(残業をしちゃったから、遅れちゃった。
一応遅れるってメールはしたけど、
見てないのかな?それともはっきりしない私を怒ってる・・・?)

葵は返信をくれなかったのだ。

校門が近づくと、部活帰りの高校生たちとすれ違った。
生徒たちは、物珍しそうに奈々子の顔をジロジロと見てくる。

(恥ずかしい・・・。)
奈々子はちょうどよく見つけた、校門の傍の木陰に隠れた。
彼女は誰かに告白するというのは、初めての経験だった。


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