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年下カレシ
【女性向け 官能小説】

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出会い-5

緊張した面持ちで奈々子は、待ち合わせのレストランに幸雄が現れるのを待っていた。
数十分後、幸雄はいつものように現れた。

「悪い奈々子、遅くなっちゃって。会議が長引いちゃってさ。」

「そんなに待ってないから、大丈夫。
それよりお腹すいちゃった、早く何か注文しようよ!」

奈々子は笑顔でメニューを開く。

いつも幸雄は待ち合わせに遅れてきた。
しかし彼女はいつも彼に文句を言うことはなかった。
仕事が忙しいってわかっているから、そんな事でお互い嫌な思いをしたくない。
そう諦めていた。

(そういえば初めてのデートの時から、幸雄は時間に遅れて来たな。
幸雄は緊張して夜寝過ごして、寝坊した。とか必死に謝っていたんだっけ。
あの頃は幸雄を待つ間の“いつ来るかな”っていう
ドキドキとワクワクが織り交ざった気持ちが好きだったのに。)


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