投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

年下カレシ
【女性向け 官能小説】

年下カレシの最初へ 年下カレシ 3 年下カレシ 5 年下カレシの最後へ

出会い-4

二人の関係に亀裂が入ったのは、鬱陶しい梅雨の季節・・・
6月下旬の事だった。

その日もいつものように、洒落たレストランでのディナー、
そのあとはどちらかの家でお泊り。
いつものデートコースの予定だった。

ただ一ついつもと違ったのは、奈々子が幸雄に対して
以前にした約束を覚えているのか
――自分と本当に結婚する気があるのか?
という事を確かめようと、一大決心して会う事に決めたのだった。

最悪、もし彼に“結婚する気はない”と言われてしまったら、
幸雄と別れて、結婚相談所に行くしかないかな?とまで考えていた。
このまま彼にしがみついていても、自分の運命は変わらない。
そこまで奈々子は焦っていたのだ。
後々考えると、あの時なぜあんなに結婚にこだわっていたのか、
今の奈々子にはわからない。


年下カレシの最初へ 年下カレシ 3 年下カレシ 5 年下カレシの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前