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あるお伽噺
【ファンタジー 官能小説】

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序章-3

王様とお妃様は大変困りました。
それだけはムリ、勘弁して、と言ったのですが、
男は“王様は嘘つき、なんでも欲しいものをくれると言ったのに、約束を破った!
超嫌なヤツ!!と国中に広めるぞ!!”
と脅してきたのです。

窮地に追い込まれた王様とお妃様。
城中の召使いと知恵を絞って、お姫様は病に倒れて死んでしまった!
と言うことにしよう。
と思いつきました。


すぐにお姫様にボロボロの服を着せ、
お付の者を一人つけてひっそりと次女の嫁ぎ先の隣国へと旅立たせたのです。

この騒ぎがすんだら迎えに行くから。それまで反省しなさい!と王様は言いました。

さて、男は姫はまだ俺の所に来ないのか?!と怒り狂っています。
王様は、姫は突然の病にかかってしまい、帰らぬ人となってしまった。
と男に説明しましたが、男は全く信用しませんでした。

それどころか、姫は生きていると見破ったのです。


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