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あるお伽噺
【ファンタジー 官能小説】

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序章-4

さあ大変、王様はもうこの男を止められなくなってしまいました。
男は国中に、“王様は大嘘つき!”と悪口を言い広めて回ったのです。

素直な市民は皆、それを信じました。

“嘘つきの王様がいる国になんて住みたくない!”
“隣国の王様の方が、イケメンだから引っ越しましょう!”

そう言いながら、皆この国から去って行ってしまったのです。
こうして、王国は滅びてしまったのです。


その頃お姫様はヨロヨロになりながらも、
無事にどこかの小さな村にたどり着き、ひっそりと暮らし始めていました。
お姫様は自分の行いを悔い改めました。
これからはわがままをいいません。
地道に生きていきます、と心機一転して地味に生活していました。

そのおかげか、
ある日お姫様は木こりの男に出会いました。
彼はとても優しくて、男らしい人でした。
二人はすぐに恋に落ちました。

愛し合って、一人の美しい娘に恵まれました。
三人はいつまでもこの小さな村で幸せに暮らしましたとさ・・・。

めでたし めでたし。


――――――――それで おしまい・・・?


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