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ラウラの援助交際
【ロリ 官能小説】

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心変わり-1

夏休みは終わった。ラウラとはこの夏、プールにも行き、海にも行った。遊園地でデートもした。初めて少女までが揃った、夢の実現した時であった。体の不調を和岐多は久しぶりに忘れることができていた。
無職の和岐多にとっては、夏はまだ続いていたが、ラウラと会える時間は少なくなった。ラウラといるのに慣れてしまうと、いない時間が落ち着かない。研究するのには一人でいることが必要であった。そして一人でいるときにこそ和岐多は落ち着いていられたものだった。だから、この気持ちの変わりようは予期しなかったことであったし、いるだけで人の有りようを変える異性という存在が不思議でもあった。性は抽象的なものでは決してないのである。それは人が負っているものだ。
結婚相手の紹介所から援助交際に至る現象を一括りとして論文でも書こうかとの気に和岐多はなっていた。

ラウラの母が社内恋愛をしているとラウラは本人の口から聞いた。最近、化粧の仕方や服装が変わり、人をはねつけるような感じが薄らいでいたのはその所為だったかとラウラは合点した。相手は歳下だという。クリスチャンだということだったが、母がそれから幾日もしないうちに洗礼を受けたのでラウラは驚いた。聖霊に満たされたなどと喜んで言う母がラウラには大層異様に思われた。
ラウラは確信していた。和岐多のものの効果が出たのであると。多分、母は相手ともうセックスしていることだろう。とにかく、母に「女らしく」なってもらうことが、母にも自分にもいいのであるとラウラは信じていた。これで和岐多の精子を気兼ねなく自分にだけ出させられると思うと嬉しかった。

ラウラは実は和岐多から一度も金を貰っていなかった。実際的に考えれば、あらぬ金が懐に溜まっていくのを母に気づかれたら、計画どころではあるまい。それで、ラウラは、そういう歳になったら、いっそ和岐多と暮らせばよいのだと思った。または、学校に行くパトロンになって貰えばいい。
和岐多の心変わりだけが今は怖かった。自分に引き止めておく魅力があるかどうか心配していた。これは、初めの頃のラウラの心配とは反対に、体が大人になることへの恐れであった。


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