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恋路
【コメディ 恋愛小説】

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恋路 〜奮闘〜-3

「こ、これは調度いいところに来ました。実はこいつらが1時間目をさぼった揚げ句、気持ち悪いから保健室で休んでたなんて出まかせを言い始めたんですよ。で、どうなんですか?どうせ来ませんでしたよね?」俺達は必死で懇願した(顔で)
すると、
「いいえ、来ましたわよ」Oh!!ナイス足利T!!「そ、そんな馬鹿な!!」「だから今見に来たんでしょう。武田先生ダメですよ生徒を疑うことから始めちゃ。」
あ〜ありがたや〜ありがたや〜
「そ、そうですか。それならいいんですよ、それなら」
武田はフラフラとどこかへいってしまった。
「いいのよ。高校生なんてサボるもんなのよ。」
さすが足利先生。器がでかい。まさに器が太平洋って感じだ。
「じゃあ私も仕事があるから。」
と足利先生もどっかに言ってしまった。
席につくと、隣で秋乃はかなり深刻な顔をしていた。何してんだ?こいつ。
・・・そんなことよりアドレスを聞かねば。
う〜ん、でもなぁ聞いて断られたらなぁ〜。
よし、決めた。とりあえずこの時間は携帯をわざとちらつかせて聞いてくるのをまとう。
パチッ、カチカチカチカチカチカチ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キーンコーンカーンコーン。あっ2時間目が終わってしまった。
雪奈はどこかへ行ってしまった。すると秋乃が
「ねぇねぇ将の携帯ってさぁ〜私と同じなんだよね〜ほら〜」
と携帯を見せてきた。
ふむ、確かに色違いだな。・・・じゃなくてこれぞ神が与えてくれたチャ〜ンスではないか。さぁ聞くんだ将、お前ならできる。さぁ!!
『アムロ、行きます!!』「あ、あ、あ、あのさぁ、秋乃のおアドレスを教えていただきたいんですけど、よろしいかにゃ?」
あぁぁぁぁぁぁっ!!しまったぁぁぁぁっ最後が猫語になってしまったぁ〜
秋乃はというと、
「・・・・・」
何も言わなぁぁぁぁぁい。これじゃあ俺がすべったみたいではないか。
それによく見ると秋乃のやつ小刻みに震えてるし。
・・・モシカシテ、オコッテイラッシャル?
「・・・・・・・・・・・・・・・ぷっ!!あっはっはっはっは〜、ひ〜ごめんもうだめ。我慢してたけどあんまり面白過ぎて、“おアドレス”に“いいかにゃ?”だって。あ〜おかしい」
なんだそんなことか。それにしても笑っているところがまたなんともかわいらしい。勝也が好きになる気持ちもわからなくもない。もっとも、あいつにはもっと深いものがあるらしいけどな。
「はい!これ“おアドレス”ね」
おぉぉぉぉこれはまさにおアドレスではないかぁ!?「ははぁ、ありがたく頂戴致しましそうろう。」
まさに心の中でガッツポーズ!! 
「ずいぶんニヤニヤしてるけどそんなに嬉しいの?」しまった!!表情にでてしまった・・・ん?
「そうゆう秋乃だって嬉しそうじゃん」
「そ、そんなことないよ。じゃ、じゃあ私用事あるから!!」
顔を真っ赤にして秋乃はどっかに行ってしまった。
熱でもあんのかあいつ?
まぁ・・・いいか。アドレス手に入ったし。よーしこの調子て聞きまくるぞ−
一日かけてクラスメイトのアドレスを聞きまくった。が!!、しかし、一人だけ聞けないラスボスともいうべき人間が一人いた。コードネーム“オリタユキナ”雪奈である。
あんなこと言った手前なんか恥ずかしくて聞くに聞けなかった。
結局うちに帰ると名残惜し気に携帯を眺めていた・・・すると、あ!?   
織田 雪奈
オリタ  ユキナ
090$*&%#@#$
☆*&#*@☆○.jp
あ、あった!!
実は引越しする前にアドレス知ってたんだっけ・・・でもこれ今でも使えるのかな?
試しにカラメールを送ってみた。


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