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あなた〜you〜
【女性向け 官能小説】

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and・・・last 1-2


「山田先輩だって・・・知ってるじゃないですか」
「ああ。俺?俺はあいつと中学から一緒だもん」

「え!」
「そう。ずっと一緒なの」

へぇ・・・意外。

「で?どんな言い争い?」
山田先輩は本当に楽しそうに頬杖をついて聞きだそうとした。

「キスしたいと言ったんです」
「へぇ。岡部がねぇ」
「私が・・・です」
「乃恵ちゃんが!」

そんなに驚かなくても。

「それで?」
「まぁ色々です」
「ふ〜ん。で?キスはしたの?」
「してない・・・です」

山田先輩のニヤニヤがさらに深くなって。

「なるほどねぇ〜」
「何がですか?」

「だから、ここ数日、岡部の機嫌がすこぶる悪いんだ」
「・・・・」

山田先輩は凄く楽しそうだ。

「乃恵ちゃんここにいて。今岡部を呼んできてやるよ」
「え!良いです!」
「こーゆーのはね早く仲直りしないと段々難しくなるよ?」
「・・・はい」

山田先輩の言うとおりだ。

「岡部も・・・乃恵ちゃんも。一生懸命、成長過程だな」

そう言って、私の頭をポンと軽く叩いて
ここにいろよ。ともう一度念を押して空いているカフェを走って出て行った。



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