第46話-2
「ハァ……んっんっあっあっ……」
「奥さん、小溝君は何と言ってました?」
「ハァ、子供を迎えに行ってくれるって……あっンァ…」
「それは良かった、じゃあ今日はもう少し楽しめそうですね。それより奥さん、近藤君にチンポを挿れられながら旦那さんと電話するのは、どんな気分でした?興奮しましたか?」
「……」
「ほら!答えろよ!」
バックの体位で繋がっていた近藤は、そう乱暴な言い方をすると、菜穂の尻を強く手で叩いた。
バチーンッ!!
「ああんっ!!」
菜穂の尻に近藤の手の跡がハッキリと残る。
「興奮してたんだろ?電話してる間もマン汁垂らしてチンポ締め付けてたしよ。」
「ハァ……ハイ……んァ……」
「ハハッ、奥さんは罪悪感でも興奮してしまうんですか?いやはや、これはどうしようもない淫乱マゾですねぇ。」
「ハァン……はァ……」
「おお、今またオマンコが締まったな。天野部長に淫乱マゾって言われて感じちゃったのか?」
「……」
「フハハッ、奥さん、やはり貴女は素晴らしい。これだけの美人で、素晴らしい家庭を持っていながら、本物のド変態なんですから。こちらとしても遣り甲斐がありますよ。これからもっともっと調教してあげますからね。」
「ハァ……調教……」
「そうですよ。奥さんの身体の穴と言う穴全て、全身を調教して、性欲処理専用の身体に変えてあげますからね。」
全身を……穴を全部……
天野の言葉に、身体がゾクゾク反応する。
「おお、また締まった。ハハッ、こりゃいいや。天野部長、これならあの方達≠煖Cに入ってくれるんじゃないですか?」
「そうだね近藤君、きっとあの方達≠煌んで下さるでしょう。秘書としても性奴隷としてもこれほど優秀な女は過去にいない。初日からよく頑張ってくれましたね奥さん。ほら近藤君、ご褒美にまた中出ししてあげなさい。さっきから奥さんの腰が突いて欲しそうにクネクネ動いてますよ。」
「ハハッ、了解しました。おい菜穂ちゃん、また中出しして欲しいのか?」
「ハァ……近藤さん……」
「あれほど身持ちが堅かった君が、まさか俺に中出しを強請る日が来るとはねぇ。へへ、さぁたっぷり突いてやるから沢山喘げよ!」
そう言って近藤は腰を激しく振り始めた。
「あっあっんああああっ!!!!!」
「チンポ気持ちイイか?マンコ気持ちイイか?」
「はァあああっ!!!近藤さんっああんっおチンポ気持ちイイです!!!オマンコっあっあっ気持ちイイですっあああああ!!」
ホテルの一室に、菜穂のあられもない声と、肉と肉がぶつかる音が鳴り響いていた。
この日菜穂は、1人の女として、人妻として、母親として、落ちて所まで落ちてしまった。
我欲に溺れた人間は、そのまま人生の下り坂を転がるようにして落ちていく。
菜穂は天野と出会ってから、短期間でここまで足を踏み入れてしまった。
それは、今まで自分でも気づかない内に心の奥に溜め込んでいた不安や不満が、あまりにも大きかったからなのかもしれない。
長年のセックスレス、夫の失業……
しかしどんな理由であれ、一度転がり落ちてしまえば、途中で止まる事は難しい。
なぜならもはや菜穂は、その落ちていく自分にさえ酔い痴れ、快楽を感じているのだから。