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それでも上書きしたい体
【学園物 官能小説】

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4話 亀裂と和解-4

体を動かして、疲れた二人は、湯船くらいの大きさの小さい温水プールに2人で浸かっていた。

強い水流が、疲れた筋肉を刺激するのが心地良く、腕をついて勇樹はくつろいでいた。

ビキニ姿の晴菜をまじまじと見つめると、さっきから水流が股間に当たっていたこともあり、先ほどまで何事もなかったペニスは徐々に膨れるようになっていった。

勇樹は水流マッサージを楽しんでいた晴菜の体を抱きしめ、自分の座っている所へと引き寄せた。

「ちょっと…びっくりするじゃん…。」

体を不意に引き寄せられた晴菜がそう言った。

勇樹のペニスは完全復活を遂げていて、勃起しているペニスを晴菜に押し付けるような勢いで、晴菜を自身の膝に座らせた。

「重いから膝に乗せないで。」

自分の体重の事を気にしている晴菜は、膝に座らせられたことを不快に感じているようだった。

「重くなんてないよ。」

公共の場であることなど忘れ、勇樹は晴菜の胸を後ろから鷲掴みにした。

ビキニ越しの晴菜の胸の感触の感想としては、ビキニは下着の生地よりも硬く、弾力性があった。しかし、下着の生地よりも厚い作りのはずなのに、癖になるような触り心地が不思議な感覚であった。

「ちょっと、こんなとこで止めてよ…。」

口ではそう言っているが、果梨の車の中で俊史を拒絶したときのような本気の拒絶はしてこなかった。

晴菜の嫌がり方を見て、ますます困らせたいと勇樹は思ったのか、晴菜の乳房のしたからビキニの中に手を入れ、晴菜の乳首を親指と人差し指で掴んだ。

「ホントにダメッ…いやっ!」

勇樹の手を振り払って、晴菜は正面から勇樹を見る。

「公園に戻って花火するんだから…それまで我慢してよね。」

その日、勇樹たちはプールに行くということを晴菜が果梨に話したところ、俊史の花火がしたいという要求に答え、夜から公園で果梨、俊史、勇樹、晴菜の4人で花火をする予定になっていた。

しかし、プールの閉館時間は待ち合わせの1時間半以上も前だったので、先に現地に着くこともできるのだ。

勇樹は、早く現地について、俊史と果梨が来るまでの間、ビキニを見て昂ぶった性欲をどうにかしたいと考え、閉館時間の前に公園に向かうことにした。

晴菜と入っていた、小さい温水のプールを出て、疲労に効くという、黒い水をした温水プールに浸かった。

「晴菜、そろそろ出ようか。」

「うん、そうだね。」

閉館時間よりも少し早く、勇樹たちはプールから出る準備を始めた。

塩素を落とすシャワーを浴びて、晴菜と勇樹は別々に更衣室へ向かった。

更衣室について、勇樹は自分の水着を脱ぐと、自分のペニスから出たカウパー液が糸を引いていた。

晴菜の胸を早く揉みたい。そう思い始めてから、結局更衣室にたどりつくまで、ほとんど勇樹のペニスは勃起しっ放しだったようだ。

着替え終わった晴菜と合流し、公園の近くまで行く、バスのバス停で二人きりで座って待っていた。

「晴菜、今日は楽しかった?」

「うん、楽しかったよ。」

晴菜はそう言ってほほ笑んでいた。その様子は、途中で勇樹に胸を触られたことを不快に感じず、最早それすらも楽しかった思い出であるかのように勇樹は感じた。
そんな晴菜の素直な気持ちが、嬉しくなったのか今度は晴菜にキスをし、晴菜の口に舌を入れようとした。

「んっ…!」

突然キスをされた晴菜は、勇樹が絡めようとした舌を自分の中の口に含もうとはせずに、勇樹を引き離した。

「ダメだって。もう少しの我慢だからね?お願い。」

晴菜のその言葉は、これから公園に戻って俊史と果梨が来るまでの間、勇樹が自分の体を好き勝手にすることを許しているように聞こえる。

それからしばらくして、バスが到着した。

勇樹は、晴菜の言葉に従いその場は耐えて、バスに乗った。

窓際に座った勇樹は、バスから見える景色を見ていたが、そんなものは頭に一切入らず、公園についたら、まずどんなふうに晴菜の体を触ろうか、ということだけを考えて、ペニスを勃起させていた。



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