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『Twins&Lovers』
【学園物 官能小説】

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『Twins&Lovers』-67

「んああぁっ!!!」

 じゅぶ、じゅぶ、じゅぶ、じゅぶ………。

 迎え入れた勇太郎の肉棒が、湿った音を立てて胎内を往復する。その感覚は、いつもより、きつい。太股が、広がっていないから、膣腔が狭まっているのかもしれない。まるで、慣れていない頃のように、苦しいとさえ感じる。
「くぅっ! んっ、んふ! あっ! あっ! あっ! あっ!」
 一心不乱に腰を打ち付ける勇太郎。その動きに、跳ねる自分の腰。太股の位置のためか、あまり自由にならない腰がもどかしい。

 ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ。

淫らな音をたてる下の唇。その部分から駆け上がる強烈な悦楽。
「あっ! いい! いいよ! とっても、いい! いあっ! んあっ! ああぁ!」
 不意に、左の太股が肩から外された。かと思うと、体勢を横向きにされ、右の脚を高々と挙げられる。勇太郎は、地面についているひとみの右脚をまたぐようにして膝立ちの姿勢になり、動く中で抜けてしまった淫棒を、再び突きこんだ。
「ああぁぁぁぁぁ!!!」
 斜め上から、貫かれる感覚。横臥位は、初めてだった。
 やってみてわかったが、この体位は自分からは動きづらい。勇太郎の動きに任せないといけない部分が多いためためか、自分が欲しいと思うところを突いたかと思えば、少しアテの外れた動きもあることが、なんとももどかしい。
「も………」
 もっと、激しく突いて欲しい。が、勇太郎は三浅一深の法に則り、ワンパターンな動きに終始している。それが、意図的なものかどうかは窺い知れないが。

 ずっ、ずっ、ずっ、ずぬっ――――ぐっ、ぐっ、ぐっ、ぐぬっ―――――

何度、その動きを繰り返しただろう。勇太郎は、また体勢を変えた。
 高く挙げられていた左脚が、うつ伏せになるように降ろされる。ひとみの両膝が、地につき、瑞々しい臀部が勇太郎に向かってせり出る格好になった。
(あっ)
 後背位(バック)だ――――。ひとみの思考は、しかし、当てられた亀頭の熱さに注がれ、

 じゅぶぅ!!

「ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっっ!!!!!」
 奥深くまで貫かれて、完全に奪われた。
「ひとみ……」
 勇太郎は、背中からひとみに覆い被さる。そして、激しく腰を打ちつけながら、手を乳房に持っていき、ひたすら揉みしだく。
「あっ! あぁん!」
 枕に頬を押し付けて、悶えるひとみ。その姿に、更なる劣情を催す。
 突いて、突いて、突きまくり、揉んで、揉んで、揉みまくった。
 もはや、野獣と化していた。まるで、『めぐりあい』の中に出てくる主人公のように。
「は、はげし……はげしぃよ……しんじゃう……しんじゃう!」
 ひとみの言葉さえ、悦楽を生む。痺れにも似た快楽が、耳朶(じだ)の奥から湧き上がる。


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