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『Twins&Lovers』
【学園物 官能小説】

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『Twins&Lovers』-16

「兄さま……」
 リカは、優しい兄の想いを十分に知っていた。
「ね、兄さま。一つになれるのは、ここだけじゃないから……」
 そういうと、犬這いの姿勢をとり、尻肉を割り開いた。
「え、そこ……」
 シュウジが見た先に、すぼまった穴がある。菊の花を思わせる、リカの不浄をおびただしく吐き出す穴。
「ここなら、お兄さま、いいでしょ?」
 リカはしきりに尻を振る。
 はやく、愛する兄と一つになりたい。たとえ、それが穢れた結合でも構わない。
 狂おしいまでの情念が、彼女を急き立てていた。
「ここじゃ、いや……? やっぱり、汚いよね……」
 リカは動きを全くとめてしまった兄の姿に、自分が走りすぎていると悟った。同時に、悔いも襲う。
 だが、次の瞬間、リカは思いがけない事態に直面することになった。

 パァン!―――それは、とても小気味の良い音。

「きゃっ!」
 リカは、痛みに痺れる臀部から、自分がはたかれたのだと知った。これまで、感じたことのないざわざわした感覚が、背筋を走る。
「お、お兄さま?」
 それまで、陰鬱な顔をしていたシュウジの表情に、明らかに今までのそれとは違う笑みがあった。とても、残虐な笑みが。

 パァン、パァン!

 二度、三度とはたかれる尻。
「きゃっ、痛っ、いやっ、やあっ!」
 リカは、小さな頃に死別した母親に、悪戯をしかられて折檻されているときのことを思い出した。
「悪い子だ、リカは……」
 尻肉をやわやわと撫でさすりながら、シュウジは言う。
「こんな所に、ぶち込んで欲しいなんて、とんだ変態だ!」

 バチィッ!

「ひっ、ひぃぃ!」
 今までで最も強力な一撃を見舞うシュウジ。そのあまりの痛さに、リカの目尻に涙が浮かぶ。
「でもね、リカ。お兄ちゃんは、嬉しいんだ」
 シュウジは、リカの臀部をしきりになでる。そして、中指の先を、リカの不浄の穴に定めると、ぐ、と力を込めた。
「お兄ちゃんもね、こんな所で遊ぶのが大好きな変態なのさ!!」
 ずぶり、と、中指の第一関節まで埋没させる。
「ヒィィィィィ!!!」
 狂気を混ぜた叫び声が、リカの口から迸った。シュウジは、その反応を存分に楽しみながら、埋め込んだ指をめちゃくちゃに暴れさせる。
「ほら、ほらっ! 俺はな、お兄ちゃんはな、従妹の汚いところを虐めて、悦んでしまうような変態なんだぞ!」
 シュウジは誰に語るでもなく嘯(うそぶ)いて、不浄の穴を苛め抜く。
「ひぃっ、あひゃっ! んひっ、んヒィィっ!! いいよ、いいよ、いいのぉ! リカも、リカも変態だもん!! いいよ、お兄さまっ……すごく、いいよぉ!!」
 それに応えて、リカが狂わんばかりに悶え苦しむ。
「変態! 変態! いいのか、いいのか! こんな変態がいいのかっ!」
 ぐぶぐぶと卑猥な音をたてるリカの肛門は、かすかな湿り気を帯びていた。
 シュウジは指を抜く。それを鼻先まで持っていくと、可憐な姿からは想像もつかない芳しい臭気が鼻腔を刺激した。
「ふふっ、なんだか汚い匂いがするなぁ……」
「いや、いやぁ………」
 シュウジに罵られ、嘲られながらも、リカは身体に走る震えを止められない。
「ああ、臭い。リカの中は、きっと相当に汚れているんだな。こんな汚いところでつながるためには、それなりのマナーってものがあるんじゃないのか?」
 シュウジはそう言うと、リカの両手、両足をタオルできつく縛りつけた。再び臀部を突き出た状態にする。彼女の幼い菊門が、はっきりと見えるように。
「そのマナーを、今から教えてあげるよリカ」
 そして、あの残虐な笑みを、シュウジは浮かべていた。………』


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