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紡ぐ雨
【SM 官能小説】

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志津絵-19

じっとりとした重い雨が降る中、丈太郎は薪をくべ風呂を焚いた。
窓から湯を使う音が聞えて来る。
あの米屋の少年の言ったことは本当なのか?
そう言えば、と丈太郎は顔を上げた。自分と寝たときも、志津絵は自ら裸になった。
あの人は……。
 丈太郎は釜を離れ、家の中に入って行った。
風呂の戸を開けると、志津絵はさして驚いた顔もせずに湯船に浸かっている。
「いいお湯です。ちょうどいいわ」
「志津絵さん、あなたは……」
「びしょ濡れね。お入りにならない?」
「僕は、いいです」
志津絵は黙って立ち上がった。艶やかな肌が湯を弾き、下の茂みは濡れて水滴を垂らしている。
まるで梅雨の雨に濡れた庭木のように。
いらっしゃい、と言うように志津絵が両手を差し出す。志津絵の目は何か夢でもみているようにとろんと潤んでいた。
この人は病気だ。
闇雲に男を求める病気なんだ。
「それでも僕は……」
抗えない。魔女に取り付かれたか弱き狩人のように。
丈太郎は服を脱ぎ、風呂場へ入って行った。湯船に入ると、志津絵の唇を吸った。志津絵は腕を丈太郎の腕に回し、彼の舌を受け入れた。
湯の中で、志津絵の肌は一際滑らかだった。じんわりと温まった乳房を手で揉み上げながら志津絵の舌が千切れるほど吸う。
 丈太郎は舌を首筋に這わせ、たわわな乳房に吸い付いた。
敏感になった乳首を舌で舐め回し、指を彼女の陰部へ滑り込ませる。
「う……はぁ……ん。ああ、いいわ」
声が風呂場に響く。こんな昼間から、外に漏れ聞こえてしまう。
更に強く吸うと、志津絵は顔を仰け反らせて喘いだ。
志津絵は湯船の縁に座ると壁に寄りかかって足を大きく開いた。
濡れた陰部がぱっくりと口を開いている。
「さぁ」
丈太郎がためらっていると、志津絵は言った。
「先生はいつもしてくださるわ。それにさっきの子、とても上手だったの」
「なんて、人なんだ。あなたは」
ちくしょう……!!
丈太郎は志津絵の割れ目に舌を這わせ、クリトリスを強く吸った。
風呂場にその音が響く。
「ちくしょう、ちくしょう。なんて女だ、こんな淫売」
「あああ……ああ、いいわ」
湯船から上がり、洗い場で志津絵を四つんばいにさせると後ろから舌を差し込み責めた。
「ああ……先生がね、言うの」
志津絵は胸を床につけ、腰を高く上げた。
「あなたと寝た後の私は、肌が違うって。すぐにわかるって」
「先生が知っていても、もう構わない」
丈太郎は志津絵を抱き上げると濡れた体のまま居間に戻った。長椅子に志津絵を放るように寝かせるとはち切れんばかりに大きくなったペニスを挿し込んだ。
「あんたたちは異常だ!他の男に妻を抱かせて知らん顔の先生も、出入りの小僧にまで股を開くあんたも」
ずんずん突き上げる。
「そうね、私たちは狂っているわね」
「売女!!!娼婦より質の悪い淫売だ!!!」
「あああああっ!!!」
「もっとよがれ!もっと声を出せ!先生より感じさせてやる」
丈太郎は頭の中が真っ白になるのを感じながら、志津絵を責め立てた。志津絵の膣がぎゅうと締まり、丈太郎を放さない。
「うううっ」
「ああ、あああっ」
丈太郎は志津絵の中に放射し、ぐったりしている志津絵を残して居間を出た。


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