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優等生は落ちこぼれ〜学校では教えてくれないこと〜
【痴漢/痴女 官能小説】

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お仕置き-7

「ナオ、今日はやたら遅くね?なんかあった?」

休み時間にやってきた香澄が訊ねた。

日頃時間に余裕を持ってきている奈緒子が遅刻ギリギリで登校してきたのだ。
不思議に思うのも無理はない。

奈緒子は、電車を降りてから学校までの距離を日頃の五割増しほどの時間をかけて歩いてきた。
内部に埋められた銃弾型のペンダントトップと花びらに絡むチェーンが気になって普段通りには歩けないからだ。
奈緒子が歩けば歩くほど、チェーンはショーツの中を動き回り、突起から菊門までくまなく刺激する。

奈緒子に弾丸を撃ち込んだあとの野田は何をするでもなく、腕の中で困惑する奈緒子を愉しそうに眺めているだけだった。
下車した瞬間まで、この弾丸にこれほどの脅威があることなど知る由もなかった。

「う、うん、ちょっと・・・」

言葉を濁すと、香澄は目を輝かせながら言った。

「あ!わかった!オシャレしてて遅くなったんだ!!今日ナオの髪サラサラだし。なんだ?ナオもついに色気づいたか?」

ニヤニヤと嗤う香澄に首を傾げて聞いた。

「いつもとかわらないけど・・?」

「いやいや。制服だっていつもより全然キレイだし。」

香澄の言葉に、奈緒子は自身の制服を改めて確認する。

「それってどういうこと?いつもは皺くちゃってこと?」

香澄は目を剥いて言った。

「はぁー!?何?知らなかったのかよ!!ナオ美人さんなんだから、もっと身だしなみに関心持てよー」

「そ、そうだね・・」

呆れ顔の香澄に、苦笑いしながら言った。

「でも、朝制服着るときは皺なんてないんだけどなぁ・・いつ皺くちゃになっちゃうんだろう?」

「あーそうなん?んじゃ、あれじゃね?電車。ナオちっこいし、混む路線なら場合によっちゃ有り得るだろ、そーゆーの。 」

――――あ。

“そんな早く乗ろうとするから、出れなくなっちまうんだよ”

野田の言葉が脳裏に甦った。

「そういえば、野田くんに電車の乗り方教えてもらった」

「ハァ?子供じゃあるまいし、何言ってんだ?」

「うん、なんか乗り込むのが早いから降りられなくなるんだ、って。」

「ふーん?」

あまり腑に落ちない様子の香澄。

「ま、いいか。しっかし、あの野田がね〜。ケバい女しか相手にしないと思ってたけど。」

野田の悪評は大半の生徒の耳に入っている。
誘われれば断らないが、誰とも付き合わない――――

「アイツから手出しするって話聞いたことないけと、一応気を付けなよ?」

「う、うん・・」

チャイムが鳴り、香澄は自席へと戻っていった。

(手出ししない?それじゃ私の中のこれは、どういうことなのよ・・)

ひとりになると、どうしても気になる。
気になればなるほど、弾丸が肉壁を刺激する。

結局、その弾丸は一日中、奈緒子の中で存在を主張し続けていた。


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