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優等生は落ちこぼれ〜学校では教えてくれないこと〜
【痴漢/痴女 官能小説】

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捕捉-1



「溝口」

放課後のホームで電車を待っていた奈緒子が振り返ると、そこには野田が立っていた。

「よっ」

軽く手を上げた野田が、奈緒子のもとにやってきた。

「溝口も今帰りか?」

「う、うん・・」

顔をあわせづらい――――
奈緒子はどうしても視線を野田からそらしてしまう。

「それにしてもさー、谷センのやつ、ひどいよなー。男子総出でくすぐるとか、何考えてんだよ。つか、やる方もやる方だよな。」

そんな奈緒子を気にもとめず、ぶつぶつと愚痴っていると、電車がホームに入ってきた。

「あ、電車来ちゃった。ごめんね、また明日」

逃げるように電車に乗り込んだ奈緒子。

その瞬間、手首を掴まれた。

「――――逃げられるとでも思った?」

奈緒子の右手首を掴んだまま、野田も電車に乗った。

(しまった、そういえば――――)

野田も同じ電車に乗り、しかも降りるのは奈緒子の降りる駅のひとつ先。
そんなことを今更になって思い出した。

ドアを背にした奈緒子の右側は座席との仕切り板。左後ろに出入り口。

(――――まだ開いてる!)

入ったばかりの入口から出ようとした奈緒子の右手首が強く引かれた。

「きゃっ・・!」

出入り口に向かっていた体制は、その反動で元の位置に戻された。
そして、無情にもドアは閉められた。

「――――谷センの授業、聞いてなかったんだって?いつも真面目に授業受けてる溝口が。珍しいよな。」

「・・・・・」

「榊の呼びかけにも上の空だったみたいじゃん。なんかあったのか?」

「・・・・・」

気まずそうに斜め下を見つめる奈緒子は、無言を貫いた。

「――――実はさ、知ってるんだよね、俺。今日、溝口がずっと俺のこと見てたこと。俺が振り向くとそっぽ向いてたけどさ。その時の溝口、毎回赤い顔してたよ?」

そう言うと野田は奈緒子の左側に手をついてニヤリと笑い、耳元で囁いた。

――――ねぇ。
 ナオチャンは今日、どんなエッチなこと考えてたのかな?――――


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