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年上の男
【女性向け 官能小説】

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「今度の日曜、どっか行く?」
「そうね…。最近あんまり外出してないもんね。どこか行きたいとこあるの?智樹は。」
「んー、映画観て、買い物でもする?」
「ありがと。でも無理しなくていいよ。また無駄遣いしちゃいそうだし。先、お風呂入るね。」

 鏡の前で下着を外しながら身体のラインをチェックしてみる。自分でも、女性らしいラインだと思う。高校時代、バレー部だった頃、監督や男子部員達の視線が気になったものだ。スタイルいいね、美人だね、などの褒め言葉をかけられても、嬉しいと言うより恥ずかしさの方が先に立った。今は自分で着る服を選べるからいい。あの頃と比べても、今の方が身体のラインにさらに女性らしさが増したと思う。男性から見て,自分の身体はどう見えるんだろう。身体について、智樹には何か言われたことはない。

 丁寧に身体を洗い、新しい下着とパジャマを着け、ベッドに横になって読みかけの本を開く。浴室から、智樹がシャワーを浴びる音が聞こえてくる。そういえば、もう付き合って長いのに口で愛したことは数えるほどしかない。智樹からその行為を求めてくることも、ほとんどない。もちろん、褒められたことも。下着姿の智樹がベッドに潜り込んでくる。甘えるように抱きついて来た智樹のまだ生乾きの頭をなでてやる。パジャマの胸に顔を埋めた智樹の身体を優しく抱きしめると、とても安らかな気分になれる。智樹の指がパジャマのボタンを外し、乳首の先を口に含む。くすぐったいような愛撫を受けながら、智樹の頭を撫でてあげる。智樹の指がもどかしそうにパンティの中に滑り込んでくる。指先で入り口をまさぐられている。
「んっ…。」
「痛い?」
「ううん…。大丈夫。」
硬くしこってきた乳首を舌で優しく転がされながら、指で身体の奥をかき混ぜられる。智樹の頭を抱いて身体をまかせていると、腰の奥に、じんわりと温かいものが貯まっていく。
「んんっ…。」
私の体液で濡れた智樹の指が私の陰唇をめくり、クリトリスを優しくこねる。腰の奥が急激に熱くなっていく。智樹が顔を上げて、私にキスをする。舌先でお互いの舌先をくすぐり合う。
「もう、入れていい?」
「うん…。いいよ。」
ベッドサイドの箱から取り出したコンドームをペニスに被せた智樹が、私のパジャマとパンティを脱がせる。私の両脚を左右に拡げ、智樹が上から覆い被さってくる。
「あっ…。」
熱くなった智樹のペニスが私の入り口を押し広げる。
「んっ…、んんっ…。」
私の上で腰を動かす智樹の身体を下から抱きしめながら、口から声を漏らす。私の首筋に顔を埋めた智樹の熱い吐息を感じながら。充実した智樹のペニスが私の身体の中を満たしている。智樹の腰の動きが徐々に大きく早くなっていく。智樹の息が荒くなっていくのが分かる。
「いきそう…。いい?」
「うん…、いって…。」
智樹のペニスが私の中で大きく弾ける。私の上に身体を預け、大きく肩で息を継ぐ智樹の身体を優しく抱きしめる。私の胸に伝わる智樹の激しい鼓動が少しずつ落ち着いてくるのが分かる。私も、満たされた優しい気分に包まれている。智樹が身体を起こし、お互いにティッシュで身体を拭い、後始末をする。智樹の胸に顔を埋め、お互いの背中を優しく撫で合う。汗をかいた智樹の背中。
「気持ちよかった。」
「私も。好き。」
満たされた気持ちの中で眠りに落ちていく。


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