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ある夜の出来事
【その他 官能小説】

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車の中-8

弱く焦れったい刺激に堪えてる間にも、車は街を離れ暗く細い山道を上へ上へ進んでいく。

男の指先は、人気のない山道に入ってからも変わらなかった。
決して強く触れる事もなく、緩々と耳から首筋 脇腹と撫でるだけだったがジリジリと確実にリカの欲望に火を着けた。

そして、砂利で出来た駐車場らしき場所まで来ると男は車を停めた。

「後ろ行こうか。」

男が車を降りると、熱に浮かされたように強い刺激を求めてリカも続いて降りて後部座席に移った。

「…っんぅ」

リカが後ろに移ると、男は強く抱き寄せ唇を重ね舌を割り込ませた。
拙く絡めてくるリカの舌を、痛い程に吸い上げ咥内を舐めつくす。

そんな乱暴で噛みつくようなキスにも、リカの下腹部は甘く疼き先を促すように男の首に腕をまわし胸を押しつけた。


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