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衛星和誌 −Qカップ姉妹−
【SF 官能小説】

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リリア語り(5)-1

 また戦争が起こされ、お姉さまのお顔を特大のモニタで見ることになったときの衝撃は、忘れられません。長い歴史を持ち木星圏の民に親しまれ、わたしも降りたことのある宇宙ステーションが母なる木星に墜落していったという、恐ろしい事故が起こった頃だったと思います。
 奇しくも、わたしがイシドラであのとき見上げたのと、同じような角度でした。お姉さまは、いっそう凛々しくなっていました。捨てたはずの想いと日々とが鮮やかに胸に甦り、私の胸を疼かせました。しかし、会いに行くことはおろか、メイル等での連絡も、叶いませんでした。わたしはもうスガーニーの人間で、お姉さまはスガーニーに敵対する者としてそのモニタに映し出されていたのです。
 幸い、わたしはメイドとしてナディーカさまのご寵愛を受けて“アグラウラのリリア”などと呼ばれるようになっていました。そして、王宮内からその外へも名を知られつつあったようです。ジェニファーさまとは、その頃初めてお会いしました。わたしは、お姉さまにも自分の生存の情報ニュースを届けたいという気持ちで日々の仕事に励み――ときにはナディーカさまにひどい目に遭わされもしましたが――次第に “ザ・パーフェクト”などというふうにも呼ばれるようになっていったのです。わたしの仕事は、政治や経済、軍隊とは関係のない、いわば内向きのものでしたが、特に軍隊の関連では、ジェニファーさまがナディーカさまの頼もしい片腕となってゆくのを、横目で見てまいりました。いままでは、あの方が私を好いていないように感じられ、距離を置いてきたのですが、彼女が調教士さまに激昂したあの一件以来、心が通いあうようになってきたと思っています。
 もっとも、わたしも、すべてをあの方にお話したわけではありません。
「本当、姫さま想いなのですね。王室に勤める身としては、頼もしい限りです‥‥」
 わたしをあの「万力」での酷い調教からお救い下さった一件、彼女に感謝したことは本当ですし、
「可哀相に‥‥」
とわたしを見下ろすあの方の目の真摯な光には、心を打たれました。普段の強面ぶりからは想像もできない――いえ、普段のお姿は彼女の一面にすぎず、このような純粋ピュアな一面もまた、この方に備わっているのだとわかりました。でも、それはそれとして、あのとき、本当はわたし、あの方に痛むおっぱいを舐めて欲しかったのです。揉まれたり吸われたりするのは、いやでした。よけい痛みますから。ただ、舐めて欲しかった。舌で、優しく。ペロペロ、と。
 いえ、正直申し上げて、別にあの方でなくても、誰でもよかったのです。ただ、あのときは目の前にお救い下さったあの方がいたから、あの方にそう思ったのです。
「‥‥可哀相なリリアのおっぱいを、舐めていただけませんか?」
 その言葉は喉まで出かかりました。でも、言えませんでした。この方はそういうことは苦手だ、と思い直したのです。無理を言って、困らせてはいけない、と‥‥。
 ジェニファーさまはルリア姉さまに似ている、と思うようになりました。顔かたちも、背格好も、髪も、も、手も、肌も、声も、似ても似つきません。けれど、どこか‥‥。あの方が、わたしたちの調教士さまを突き飛ばしたあのとき、わたしは、ナディーカさまも含め三人を見られる位置にいました。強い方だ――と思ったのです。でも、その一方で、わたしにとって、
(可愛い方‥‥)
と思える、純情、という言葉で表現できる面なのかもしれません。
 可愛いといえば、あのミドリさま。ドリーさま、でしょうか。知るようになってまだいくらも経ちませんが、まるで妹のように思えてきています。わたしも姉妹の下ですが「妹らしくない」とよく言われます。あの方を見て、勉強しようと思います。
 ――おや、インターホンが鳴り響いているではありませんか。
 わたしは、すぐ脇の卓に置いたオーガンカードを手に取り、操作してインターホンに繋げ、小さなマイクに向かって言いました。
「開いております。どうぞ、お入りください」
 わたしは、この部屋にドアロックなどというものはかけておりません。いつでも、誰でも、好きに入ってくればいいと思っているのです。
 ガシュ‥‥と、ドアがスライドしました。入ってきたのは、わが姉ルリア・ミアヘレナでした。

「リ、リリア‥‥」
 お姉さまは、わたしの裸身を見て驚き、狼狽しておられました。わたしは、そんなお姉さまに言いました。
「お姉さまも、お脱ぎになって‥‥」
「な‥‥」
 お姉さまはさらに驚いた様子でしたが、やがて、その黒い軍服調の服を、お脱ぎになり始めました。
「調教士さまは、このことはご存知ですの?」
 わたしは、自分の髪を梳きながら、念のためお聞きしました。同じパターンで、またあの方がお出でになるかもと思ったのでございます。昨日の今日ですから‥‥。まあ、お出でになるならなるで、わたしは構わないのですが、また昨夜のようになるなら、心の準備だけはしておきたいと思ったのでございます。
「ああ、ちゃんと知らせた。あいつは、今日は来ないはずだ」
 お姉さまは、きっぱりと言いました。そして、
(――どうして、そう言えるんです?)
と言いたげなわたしの顔を見て、付け足しました。
「あいつはいま、姫‥‥ナディーカ姫と、あのジェニファー・プラスケットの調教に入っている。攻め役は女よりもぜひ調教士さまにと彼女らが頼んだからだが、あいつとしても、早期にあのふたりも解除したいのだろう。今日は、あのふたりにかかりきりになりたいと言っていた」


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