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ちあき肉おどる
【ロリ 官能小説】

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はじまり-2

 胸に淡々とした心地よさが生じることを覚え、股の間に秘めやかな快感が生まれることを知った千亜希は、翌日、万里と一緒に二件となりの家に行きました。

 出迎えた竿田は、160センチの千亜希よりも20センチは背が高く、痩せて、ひょろりとした感じの男性でした。ただ、なんだか目力(めぢから)が強く、千亜希はまともに竿田の顔を見ることができませんでした。

 十畳以上の広い部屋。高そうな家具。壁には額装された大きな数枚の絵。竿田は娘たちをソファーに座らせ、紅茶とクッキーでもてなしました。普段飲んでいる紅茶よりも香り高いお茶、部屋のどこかから流れるクラシック音楽……。千亜希は竿田に「大人」を感じました。そんな男性に臆することなく語りかけ、千亜希を紹介する万里にも「おねえさん」的な感じを覚えました。

「千亜希ちゃんは万里ちゃんよりも二つ年下なんだね。じゃあ、今度、六年生か」

竿田の声は優しい感じと低音がほどよくミックスされていて耳に心地よいものでした。

「二人とも、春休みはいつまで?」

万里が4月7日までと答え、千亜希も、それくらいまでと言った時、竿田は千亜希のわきを通って窓のブラインドに近づきました。通る時、なにかいい匂いがしました。レバーを調節して陽光の差し込み具合を少し増やしている竿田を見ながら、このひとはコロンをつけているんだ、と思いました。汗や埃の匂いを纏う同級生とは雲泥の差です。強すぎる匂いのポマードをつけている教頭先生ともまた違います。

「万里ちゃん。今日は千亜希ちゃんがいるから、絵のモデルはだめだね?」

竿田の問いに、万里は首を横に振ります。

「やりますよ、モデル。千亜希は見学したいといって付いてきたんですから」

「そう…………。でも、いいの?」

万里は立ち上がって竿田に近づき、なにやら小声で話しました。竿田は少し表情を変えましたが、少し考え込んでから、微笑を浮かべ、うなずきました。

「じゃあ、千亜希ちゃんがいるけど、始めるとしよう」

竿田は窓辺に行き、今度はブラインドの角度を変え、外から室内が見えないように調節しました。万里は立ち上がり、部屋の隅に行き、衣服を脱ぎはじめました。

「千亜希ちゃん、ちょっと時間がかかるけど、ソファーから眺めていてね」

竿田の声に、千亜希はなんだか緊張しながらうなずきました。

 万里はためらいなく一糸まとわぬ姿になると、壁際のイスに腰かけ、脚を組んでポーズをとりました。竿田は描きかけの大きな絵をイーゼルごと抱え、万里の近くへ持っていくと、ポーズを微妙に修正させてから絵筆をとりました。
 絵の中の万里はまだ輪郭だけで、色は施されていませんでした。しかし、描線だけでも14歳のフレッシュなボディーラインは見事に捉えられており、竿田の腕前は趣味の域を超えていることが千亜希にも分かりました。

 万里は身じろぎもせずモデルを勤めていましたが、絵筆が進むにつれ、身体の一部が変化していました。それは乳首です。はじめはちんまりとしていたのが、少しずつ尖り、今では硬さが分かるほど勃っているのです。寒いからそうなっているのかなと千亜希は思いましたが、万里の皮膚に鳥肌は立っておらず、顔は軽く上気した感じにさえなっています。
 ふと、竿田の顔を見た千亜希は、彼の眼に注目しました。目力が強いその眼は、絵筆をとっている今、さらに眼光が鋭くなり、万里を凝視しています。その射るような視線を浴びて、万里はひっそりと興奮しているようでした。じっと見られることにより乳首を勃起させているのでした。組まれた脚の付け根にあるアソコも、ひょっとすると濡れ始めているのかもしれません。

『あんな目で見られ続けたら……、私だって……』

心の奥に生じたピンクがかったもの……。千亜希はそれを鎮めようと紅茶の残りを一気に飲み干しました。冷めた紅茶は彼女の心を落ち着かせましたが、竿田の次の言葉によって、また、ほんのりとピンクに染まりました。

「万里ちゃん。絵のテーマを変えたくなった。……脚を開いて、そして、オナニーしてごらん」

万里は千亜希に視線を走らせ、それを竿田に戻し、一瞬、ためらいましたが、「……はい」と小さく言うと、組んでいた脚を素直に解きました。そして、股間に指をおずおずと近づけると、フェザータッチでオナニーを始めました。
 万里とは一緒にお風呂に入ったこともある千亜希でしたが、彼女のアソコをあからさまに目にするのは今が初めてで、自分のものと似ているようでどこか違うソレを見て、千亜希は妙に浮ついた気分になりました。
 そんな千亜希を意識しているのかいないのか、万里は目を閉じてゆっくりとフェザータッチを続けます。竿田は画用紙を取り出し、鉛筆でデッサンを始めました。


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