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闘犬
【その他 官能小説】

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世代交代-1

一秋が中学2年の時、渦潮が死んだ。正確には二代目渦潮が死んだ。数日後に白石は若々しい三代目渦潮を連れて来た。
三代目渦潮は泣き癖があり、昼夜をかまわず近所に泣き声が響いた。菜穂子は近隣の住人に顔を合わせる度に謝った。少し距離があった一秋にも顔を合わせると謝った。

「かずちゃん夏休みなのに渦潮がうるさくてゴメンネ。」
「うんん、おばさん大丈夫です。」やはり菜穂子に対してよそよそしかった。
「来週にはおじさんが渦潮を調教に連れて行くから静かになるから。それまで我慢してね。」
「そうなんですか。大丈夫ですから、」ハニカミながら家に入った。

八月に入り弟の千広が野球の合宿へ母と一緒に出かけてしまい、暇を持て余していた。部屋の窓から外を見ると隣の物干に初枝の下着が干してあった。社会人になった初枝とは擦れ違う時に挨拶をする程度だが、一秋の性の対象には問題は無なく、初枝を思いオナニーをする事があった。下着を見ながらズボンのチャックを下げたが、この日は欲求を満たす事は出来そうになく、一秋はもっと強い刺激を求めた。
イライラした様な落ち着かない気持ちと、刺激を求める興奮が一秋を襲っていた。そして一秋は欲情が制御出来ず衝動的に行動をした。

「はーい、どなた?」呼び鈴で菜穂子が玄関へやって来た。
「一秋です。こんにちは。」
「かずちゃん、どうしたの?」菜穂子は玄関を開けた。昔見たホットパンツを履いてタンクトップの姿だった。
「あのー、ちょっと、おばさんに相談があって・・・。」一気に胸が膨れた。
「なぁに?まあ、上がったら?」一秋の上擦った声と様子に菜穂子は大体を察して、一秋を家に上げた。

「おじさんは?」一秋は警戒をした。
「渦潮の調教でしばらく留守よ。」
「そうですか。」
「なぁに?相談て?」
「あのー・・・・。」
「・・」菜穂子は『やっぱり』と思いながら、立ち上がってキッチンへ向かう。

「何かしら?ジュース飲むでしょ?」コップに氷を入れてオレンジジュースを注ぐ、布団の片付けられている寝室へ一秋を呼んだ。

「で、なぁに?」
「あのー・・・。」一秋の胸は一杯だった。
「何かしらねー?でもおばさんは何もしてあげられないよ。ちょっと待ってて、先に外の掃除して来るね。」ジュースを渡し、一秋を寝室に残して外へ出た。部屋の隅には新聞とエロ雑誌が積み上げられていた。
しばらく時間が過ぎ、少し慌てながら菜穂子は部屋に戻った。雑誌の山が動いているのを確認した。

「かずちゃん。すぐそこまでバキュームカーが来てるの、汲み取り屋さんが家にも来たらお便所を掃除するから、その前に使っちゃってくれない?」洗面所に行きバケツとゴム手袋を持って来て菜穂子は言った。
『バレちゃってる』一秋は興奮と心配が混ざった。雑誌を一冊隠してトイレに行った。

車の音が近づき、一秋はトイレから出て来た。

「掃除しちゃうね。」紫のゴム手袋をして菜穂子はトイレに入った。

「こんちはー、汲み取りです。」外から声が聞こえ、汲み取り口が開けられたのか便槽に光が射した。
便器の穴から汚物の上に黄色みがかった大量の精子が吐き出されているのを菜穂子は目にした。シューッ、それは直ぐさま緑のホースに吸い込まれていった。

「かずちゃん、ゴメンネ。ホントにおばさん何もしてあげられないよ。それにおじさんに知れたら大変だから、これっきりにしてね。」今まで気づかなかったが、菜穂子は少し訛りを含む発音で言った。
「ごめんなさい。」
「いいけど、若いからしょうがないけど・・・これっきりね。」そう言って菜穂子は一秋に紙袋を渡した。

一秋は家に帰って袋を開けると、エロ雑誌が3冊入っていた。


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