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私と俺の被加虐的スイッチ
【SM 官能小説】

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私と俺の被加虐的スイッチ-4

 楕円形の白い皿によそられたシチュー。その脇にはカリカリに焼けたトースト。グリーンサラダ。
「簡単で悪いけど。」
「いや……。……い、いただきま…す」
 簡単な言葉が思う様に出ない。もごもごと口の中で呟き、食事に手を伸ばす。
 ………!
「…うまい…!」
 驚いた。コンビニやファミレスなんかとは格段に違う。腹が減ってた事も有り、ガツガツと胃に流し込む。
「…あ、有り難う。喜んでもらえて良かった…」
 女を見ると黙って俺を見ていた。目が合う…。ガツガツと食う自分が、女の目にガキ臭く写ったのではないかと恥ずかしくなる。
「……んだよ」
 口を動かしたまま悪態をつく。……顔が火照る。…シチューの熱さだ。うん。そうに違いない。
「君、名前は?」
 っくん…。トーストを飲み込む。
「…カナエ」
 本庄 鼎(ホンジョウ カナエ)がフルネームだが別に言わなくても構わない気がした。
「カナエ…か。…私は由依子。雪下由依子」
 由依子か…。満腹になった俺は、空になった食器に手を合わせ頭を下げた。
「躾が良いのね。……そういえば、カナエは幾つ?」
「17」
 そう、俺は本当なら高校2年生だ。…今は何もかもが面倒で不登校状態と言う訳。留年は決定されてて、2年のクラスには行けない。それが余計に不登校の理由だったりする。
「…そっか。」
 もくもくと由依子は食事を続ける。…それ以外は一言も尋ねなかった。
 ……変な女だ。それが俺の由依子に対する率直な感想だった。


………………

 シャァァァァァ…

 雨音とは違う柔らかい水音。確か、カナエがシャワーを浴びているんだっけ。
 窓の外では今だに雨が降り続いている。エアコンを除湿にしているから、あの身体に張り付く様な湿気は感じない。
 仕事で疲れた身体がダルい。お気に入りのソファに身体を預ける。ベージュ色の2人掛けのラブソファ。ワッフル生地で少し硬め。猫の様に丸くなって目をつぶる。
 入浴を済ませ、程よく血行を促進された身体は、波に漂う海草の様にへろへろと自力で動く事を拒んでいた。ソファの上でウトウトしながら、子守歌の様なシャワーの響きに瞼を開けられないでいた。

「……おい…」

 ん、デジャブ?初めて会った時もびしょ濡れで…「おい」って声かけられて……。思考が上手く纏まらない。夢かもしれないし…ぼやけた脳味噌は聞き流す事を決定した。

「……」

 しばしの沈黙のあと、ぷにゅっと何かが唇に……唇?…
「ん?んぅぅっ!」
 ビックリして目を覚ますと、水滴をポタポタ垂らしたカナエのドアップがそこにいた。
「んな…いきなり……」
 ソファに片膝を乗せて迫り寄っている。バスタオルで腰を覆ってるだけの半裸。ぺろりと自分の唇を舐める。そんな姿はとても17とは思えないほど、色っぽい。
「一宿一飯の恩義」
 …そんなの理由にならないから!!…って心の中で叫んでも、唇はまたもや水の滴る薄い唇に塞がれてしまった。
 薄くて少し硬い、そんな唇が互い違いに何度も押し付けられる。呼吸するのも、ままならなくて…。離れた瞬間に唇を開くと、待ってたと言わん許りに、カナエの舌が侵入して来た。


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