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春菜先輩とマナ-5
【同性愛♀ 官能小説】

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Catch me if you can.-1

「さぁ、マナ起きて。
朝ごはん食べてスケートしに行くよ」
「あう。もう少し寝てたい」
「ダメよ。子供との約束を大人が破っちゃ」

先週、女の子たちと遊んだ公園に行きます。
「まだ来てないですね」
「練習を始めてよう」
コーンを並べてスラロームを始めます。
「あれ?先輩、急に上手くなった。
もうマネできない」
「YouTubeを見て予習したのよ。
大人は頭で覚える方が早いかもね」

「おねえさーん」
子供たちが自転車でやって来ます。
「わっ、たくさん来た」
「約束守って良かったね」

ずいぶんと人数が増えています。
女の子ばかりです。高学年の子もいます。
「結構いるわね」
「スケート教室ですね」
「近所の仲良しをさそったの!」
「この人が春菜お姉さん!」
「こんにちは!」
「こんにちは!」
「はい、こんにちは」
「優しそうなお姉さんだね」
「色っぽい感じ」
「小さい人はマナちゃんだよ!」
「マナだよ」
「マナちゃんは美人だねぇ」
「かみの毛きれえ」
子供たちが群がってきます。
女の子ばかりなので、
蜂の巣をつついたような騒ぎです。
美形のマナは小学生にチヤホヤされています。

「はーい。スケート教室を始めまーす」
「春菜お姉さんはいいにおーい」
「ほんとぅ?」
みんなでスピスピ嗅ぎにきます。
「これこれ」
「ホントだぁ〜」
「くだものみたい。いいにおいー」

私の体を、マナがグイーっと押します。
「あららら?」
スケート靴を履いているので、下がってしまいます。
「先輩を嗅いでいいのはマナだけなんですぅ」
「えー?」
「ずるーい!」
バッククロススケーティングで加速します。
「鬼さん、こちら〜」
「ああっ」
「お姉さんじょうずー!」
「追っかけろー!」
子供に追われたら逃げなくてはいけません。

タッチ寸前でタイトターンで躱します。
身体を振ってフェイントします。
「キャーッ!!!」
子供たちの喚声が青空にワンワン響きます。
Catch me if you can.
ああ、楽しい。

「つかまえたー!」
女の子たちが抱きついてきます。
細い腕。
華奢だけど柔らかい身体。
膨らみかけの胸。
駄菓子みたいな、花畑のような甘い香りがする。
可愛い蜜蜂たち。

マナと付き合うようになってから、
女の子が可愛くて仕方がない。

「春菜お姉さんが、先生ならいいのに」
「そぅお?」
子供の頬に手を添える。
屈託無い笑顔を見ていると、キスしたくなる。
お姉さんの蜜欲しい?
いけない、いけない。

「じゃあ、基本から始めますよ」
「「「はーい!!」」」



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