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心も抱きしめて
【女性向け 官能小説】

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全裸になったままベッドから降りると
私のバッグの横に置いてあった袋持ち上げた。
「化粧品ってこれ?見ていい?」
「良いですけど」
見てどうするの?

「へ〜・・こんなの付けてるんだ」
って。今までの彼女が付けてるの興味なかったんですか?

「これ何?」
1つだけ小さいビンのやつを手に取ると
興味深そうにラベルを読みだす。

「美容液です。本当に肌が荒れてるんで。
いつもより奮発して買っちゃいました」

その美容液を付けることを楽しみに笑ったら。

「そっか。これね。俺と別れそうなのに笑ってた理由は」
といいながらふたを開ける。

「ふ〜ん」
そう言いながらたらりと手のひらにだしてどんなものか確かめ出した。

匂いを嗅いで「いい匂いだな」そう言って
ゆっくりとビンを逆さにして私の身体にトロリと落とす。

「ちょっと!石島さん!それ高いんですってば!」

顔に付けるのは毎日ほんの数滴だ。
そんなにトロトロ滴らせないでほしい!

「代わりの買ってやるよ」

そう言うとさらに私の全身に美容液を塗りだした。
濃厚なトロリとした液体を
大きな手で身体中に塗りたくられた。

大好きな化粧品のそのシリーズは匂いも大好きで
なんだかむせそうな濃い匂いと優しくつるつるした愛撫に
くらくらする。

半分以上身体に滴らせ
「やだ。もったいない」
とまだ言っている私に
「身体中潤わせてやる」
そう言ってさらにゆっくりと塗りつけた。



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