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蒼虫変幻
【SM 官能小説】

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蒼虫変幻-6

目の前の女の姿態が、毒々しい光芒を孕んだ驟雨の中でゆっくりと蕩け始める…。

その茫々と霞んだ灰色の驟雨の中で彼女の白い裸体がくっきりと浮かび上がったとき、彼女は
ぼくの目の前で薄い唇を微かにゆるませ、白い脚の付け根を開いた。真っ白な太腿の内側がの
ぞき、しっとりと濡れた草むらのような翳りが淡く浮遊している。草むらの地肌には白い霞が
たなびき、水母のような陰毛の揺らめきを映していた。

そのときぼくは、自分の幼虫が、彼女の草むらに潜んでいたのを見たのだった。幼虫はまるで
蝶の鱗粉をまぶしたように妖しい胴体の痕跡を残しながら蠢き、彼女の肉唇のあわいに戯れよ
うとしていた。

なぜか烈しい嫉妬がぼくを襲った。ぼくはナイフを手にして幼虫を追った。そしてぼくに追い
つめられた幼虫は、ぬめった脇腹を震わせ、女の真っ白な太腿の股間の深淵に逃げようとして
いた。

薄い笑みを浮かべた彼女はしなやかな裸体をくねらせ、艶やかな肉の割れ目からぼくの幼虫を
自分の中に誘い込もうとしているのだ。彼女におびき寄せられた幼虫は、きっと彼女の深い肉
の洞窟のなかで鋭い棘のある肉襞で絞められ、毒を含んだ禁断の蜜に浸されようとしているに
違いない。

ぼくは自分の幼虫に喘ぐように叫んだ…。

…おまえがどれだけ彼女の性器に愛おしく潜んだとしても、ぼくはこの尖ったナイフで彼女の
肉の割れ目をこじあけ、ナイフの先端をおまえの背中に突き刺す。それがどういう意味なのか
わかっているのか。おまえが愛おしく思う女の肉の忌々しい花弁がぼくのナイフによって痛め
つけられ、引き裂かれ、苦しげな蜜を血のように滴らせる。薔薇色の性器をえぐりとられた女
は、おまえに感謝をするように苦痛という快楽で自らの乳肉を鷲づかみにして、その裸体を
のたうたせ、陰部に刺されたナイフを肉襞で喰い締めながら身悶えするのだ。そして、陰部か
ら流れ出る毒々しい滴りが、この湖の水面をどす黒い血で染めるのさ。ああ、なんと神秘的で
屈辱に充ちたおまえの最後の姿なのだ。ぼくはそれを想い描いただけで震えが止まらないくら
い興奮するよ…。



ふと目を覚ましたとき、ぼくはボート小屋の自分のベッドの上に横たわっていた。

ボートで湖を徘徊したあと、あの女の人を岸辺で見送ったぼくはいつの間にか小屋のベッドで
深い眠りについてしまったようだ。いつのまにか降り始めた雪の音と呼応するように湖の水面
の囀りが耳鳴りのように聞こえる。

ぼくは、淡い灯りに照らされた壁の大きな鏡に映った自分の裸体を、まるで愛おしい恋人の体
のように瞳の中に深く吸い込む。

鏡に映ったぼくの裸体…。丸みを帯びた肩から括れた腰へ向かうからだの線は、滑らかすぎる
軌跡を描き、自分でもため息がでるくらい悩ましい甘美な匂いを漂わせていた。澄んだ雪白の
肌をした胸には、薄桃色のやや大きな乳輪がすそ野を広げ、小豆のような乳首は息吹き始めた
蕾のように瑞々しかった。そして、むっちりとした乳白色の太腿の付け根には、ぼくの幼虫が
微かな硬さを含み、虚ろな亀頭を物憂くもたげていた。

ぼくは鏡に映っ幼虫の淡い翳りに侮蔑の吐息を物憂く吐いた…。


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