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サクラ倶楽部
【熟女/人妻 官能小説】

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プロローグ-1

携帯電話が振動し、メールの着信を通知した

"OK. I can dance. From A"

メッセージの下側にはさっき自分が送ったメッセージがあった。

"From mama to A. I have a booking of cherry. Can you dance 3:00 PM, 6th/13th Oct?"

そのメッセージを見て貴子は目の前の母子、母親は樋口明子という41歳のごく普通の主婦、息子は勇という15歳には見えない幼いひょろっとした少年、に視線を向けた

「予約が取れました。それでは10月6日のお昼の2時すぎ位に来て下さい。いいですか?」

「はい」

明子は答えたが悩みを打ち明けるように続けた。

「本当にこれでいいんでしょうか?」

「いいかどうかはわかりませんが、明子さんが勇君の相手をするよりはずっといいんじゃないですか?」

今日3回目の同じ質問を貴子は呆れながら3回とも同じことを繰り返した

「それはそうですが・・・」

「やめるんなら今なら間に合いますが、どうしますか?」

明子は悩んだ挙句、「お願いします」

そんな明子を見ながら貴子は書面とボールペンを渡した。

「わかりました。それならこちらが契約書なので、よく読んでサイン下さい。そんなに変なことは書いてないので安心して下さいね」

書面には会の内容を他言しないこと、入会した女性は会のメンバーとして仕事をしてもらうこと、などがあり、最後に入会金20,000円 サクラ倶楽部と書かれていた。

「あの・・・仕事ってありますが私も誰かのお相手をするってことでしょうか?」

恐る恐る聞く明子を貴子は諭す

「秘密厳守の仕事ですのでクライアントにも同じ秘密をもって貰って徹底したいと思ってます。そういう意味で仕事をしてもらう場合があります。最もニーズとシーズがあっての話ですし、どうしても合わない相手なら断れるので安心して下さい」

「・・はぁ・・・」

納得したのかしていないのかはわからないが明子はサインし、財布から20,000円を取り出し、一緒に貴子に差し出した。

「はい。確かに。それでは来週の水曜日 2時過ぎにお待ちしてます。お二人で来て下さいね」

「二人ですか?・・」

「ええ、そうです。ちゃんとお母さまにも理解して頂いた上でのことですから2人です。いいですね?勇君も」

「はい!」

急に話を振られ、勇はびくんとして大きなことで返事した


・・・・・
・・・・・


二人を見送り、机に戻り、椅子に身をゆだねた貴子は引出しからメンソールのタバコを取り出し、火をつけ、深く吸い込み、ため息交じりに吐き出した

明子の写真がついたプロフィールシートを手に取った

「この人は・・・・ローズかしらね・・・いいママって感じだし」

投げやりに言った後、シートをデスクに投げるように置いた


ここは福岡市内の片隅のとあるマンションの一室。
オフィス仕様になるようリビングを改造し、45歳の主婦、松本貴子はこの部屋を事務所として利用している。

夫の父親、つまり義父が資産家でそれを引き継いだ夫は無理に事業拡大を行わず身の丈に合った資産運用を行い、大きな利益をあげない代わりに、損することもなく、小さくコツコツと利益を上げていった。

貴子もそんな夫の事業を手伝うようになり、手作りスープやパンを提供する店舗を運営し、好景気の影響もあり、利益を上げた

忙しく業務をこなしている間にだんだんと虚しさを感じるようになり、3年前に市内の喫茶店Amityを残して店舗を売却した。

その売却益で福岡市内の海岸に面した4階建て10戸のリゾートマンションを購入し、その中の2部屋を利用してサクラ倶楽部を運営している。

サクラ倶楽部のメンバーは全員貴子の眼に適った女性を貴子が一人ずつスカウトし、今ではOGを含めて10人ほどになり、みんな気の置けないメンバーばかりだった。

クラブのメニューは3つ

チェリーコースは10代の初体験前の少年に経験をさせてあげるコースで1コースは2日間あり、20,000円。

ローズコースは対象年代は様々だが、赤ちゃんプレイをさせてあげるコースで1コースは3時間あり、60,000円。

ユリコースは50代以上が対象で、父娘プレイをさせてあげるコースで1コースは半日あり、100,000円。


今回は少年の初体験の手助けをするのでチェリーコースを信頼を寄せているAにお願いした。

スケジュール調整はメールで行い、万一、メンバーの家族に内容が見られても迷惑メールと思われるよう英語でやり取りをしている

「A……亜沙美……ううん、チィママならうまくやってくれるはず」

貴子はノートPCを開き、Aにクライアントの詳細を伝えるべく、タイピングを始めた


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