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もうひとりの妻
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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狙われた主任 1-3

飲み始めてから3時間半経った21時半。

居酒屋を4軒廻り、裕也は2人の居場所を遂に突き止めた。
そこは田中の最寄り駅の近くだった。

(田中め、自分の部屋にこんな近い所まで連れて来てやがる!)

裕也は、割り込んでしまいたい衝動を必死で抑え、居酒屋の窓の向こうの親しそうな2人の様子を斜向かいのコンビニの陰から暫く監視しようと決めた。

途中、主任が化粧室に行こうと立ち上がったが、ちょっとフラついている感じでテーブルの角に長い足をぶつけるのが見えた。

(随分飲まされちゃってるな、主任‥)

田中は主任が化粧室から戻るまでの間、テーブルの下で隠すようにスマホの画面を見ていた。
帰りがけに田中が裕也に言った“今日超イイことがあった”というそれだ。

昨日の裕也の時もそうだったが、希美は片付けに没頭するあまり、田中といる時も危険なアングルでしゃがみ込んでしまっていたのである。
キャビネットの反対側にいる田中がそれを見逃すはずも無く、希美のスカートの中身はスマホに何枚も収められていたのだった。
田中はそれらをニヤニヤしながら眺め、妄想で股間を熱くさせていた。

(あァ‥見てぇ、主任のココ。生まんこ‥)


主任が化粧室から戻ってきた。

「ふぅ〜ッ‥なんか飲み過ぎちゃった。もうこんな時間‥。今夜は楽しかったから私のおごりネ♪」

主任は店員を呼んで会計をお願いした。

「え〜ッ、綾瀬主任〜、もう少し付き合ってくださいよ。俺の部屋で飲みましょうよ。変なことしませんからぁ(笑)」

「田中君の部屋で!?この近く…?」

「歩いて10分掛からないですよ、ね、ダメですか?」

「う〜ン‥」

2人は会話しながら居酒屋を出た。

「お願いします、主任!ちょっとだけっ!!お願いします!」

「ハァ‥。わかった。じゃあ、ちょっとだけだからね。」

田中の強引さに希美が屈した。

裕也は、駅ではなく田中の部屋の方向に歩いて行く2人を心配そうに見つめていたが、すぐに自転車に施錠し離れて後を付けた。
そして、後で何かの役に立つかもと2人の後ろ姿を画像に収め続けた。


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