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恋路
【コメディ 恋愛小説】

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恋路 〜入学そして出会い〜-1

*入学式
――――――――――――俺の名前は木下将、この町に伝わる豊臣物語の主人公、豊臣(木下)将史の子孫。今日からピカピカの高校一年生だぜぃ。今日から?そうだよ今日は入学式なんだ。行かなくて大丈夫かって?
あぁ大丈夫、大丈夫俺ん家は学校までチャリで15分位んところだから遅くとも7時45分に出れば間に合う計算だ。まだ55分だもん全然問題ナッシングってやつよ!!――ん?55分・・・ごじゅうごふん?・・・・・・・・・・・・・・・・・やべっ!!遅刻だ遅刻!!ドタンッバタンドタドタドタドタ「いってきまーす」
――――――――――――「こんの馬鹿供がぁぁぁ」ゴンッバコッ「ヒデブッ!」「グフッ!」
「まったく、入学式から遅刻するとは・・・これはもっと痛め付けとかなければならないなぁ!!」
「ひぃぃぃ〜」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
「うるさいっ!!許さ〜ん!!」
まさに殴られようとしたとき白衣を来た若い女の先生が天使の如くすっとんできた。          「まぁまぁ武田先生落ち着いてください、彼らも反省してるみたいだしここは私に免じてそろそろ許してあげてもいいじゃないですか」
「こっこれは足利先生!!・・・何を言っているんですか、優しい私がそんな小さなことで怒るわけないじゃないですかハハハハハ」武田と呼ばれた先生もすっかり鼻の下を伸ばしていた。
「しかぁぁぁぁし1つだけ受けてもらう条件がある。それはかくかくしかじかである」
「えーまじかよ!!」
「さぁどうする?やるのかそれともここでボコされて、学校から処罰受けたいか?」じわじわと武田がせまってきた。・・・ヤバイ。「あ−やりますやりますおねがいですからゆるしてください!!」・・・くそぅ背に腹はかえられん!!
もはやすがるように条件をのんでしまった。
「と、ところで足利先生。今夜にでも僕と二人で食事にいきましぇんか?」
・・・こいつ、足利先生のこと狙ってるな。
「あら、ごめんなさい私今日は用事があるのでいけないのよ。」
さすがは足利先生軽くかわしたな。
「じゃ、じゃあいつならいいんですか?」
ったく、往生際悪いなこいつも。
「あぁ、多分“一生”無理だと思いますよ。」
右ストレート決まった!!一方武田は、
「$¥☆#○%♂」
ノックダウンだぁぁぁ!!・・・騒々しくて失礼しました。
「そんなことより木下君、柴田君、教室行かなくていいの?」
あ、忘れてた。
「やばっいくぞ柴田!!」「お、おう!!」
「あ〜暇があったら保健室遊びに来てね〜」    ちなみに賢い方はもうお気づきだと思いますが、ここには俺以外にもう一人生徒がいる。名前は柴田勝也(しばたかつや)俺と同じく遅刻して怒られた仲間だ。俺達はすぐに息投合して友達になった。勝也は顔がカッコイイので中学の時はかなりモテたらしい。
・・・羨ましい!!
そうこうしているうちに俺達の教室1―Aに着いた。クラス名がABCかぁ金八みたいでいいなぁ。
おっとそんなことしている場合ではない始業ベルがなっちまったじゃねーか。
ガラッ、ドアを開けると、そこには俺の新しい世界があった。はずだった。
「遅いぞ遅刻組、早く入れ!!」
・・・ポッポッポッポッ、チーン!!
「あ゛〜武田!!」
「武田が担任かよ!!」
そこにいたのは、さっきの武田だった。
・・・お、俺の楽しい高校生生活にヒビが!!
「こら、ぼーっとしてないでさっさっと座れ!!」
「「ハハハハハ」」
クラスの人間に笑われて顔を真っ赤にしながら席についた。


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