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悠久の恋の果てに
【ファンタジー 官能小説】

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別にはっきりと別れを口に出すのが怖い訳でもない。

そうだな・・・
この感情を言葉にするなら
自分からわざわざ別れ話をすることもない。かな。
お互いに平和主義者?だから、お互いに自分から言い出したくない。
自然消滅をお互いに望んでいるのかもしれない。

「ねぇ。自然消滅ってさ?どれぐらい連絡がなかったら言うのかな?」

私のそんな言葉に、呆れかえったように茜がこっちを見た。

「美緒・・・そんなこと考えてんの?」

う・・・ん。ダメかな?

「別れてきなよ。はっきり。そして次に行かなきゃ!」

はっきりか。
私から言い出すの、いやだなぁ。

そんなことを考えながら、最後のプチトマトを口に入れた。

「え?」

かるくため息をついていたら
隣で茜がビックリしているのに気がつかなかった。

「え?え?」

今まで食事をするために若干テーブルに向って
前のめりだった茜の姿勢が
椅子に思いっきり寄りかかって
身を引いたのが分かった。

「ん〜?」

それでも呑気にゆっくりと茜の方を向いて
「なに?どうしたの?」
と聞こうとしたところで
目の前のテーブルを軽くカンカンとノックされた。

え?

「やっと見つけた」



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