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プラネタリウム
【ラブコメ 官能小説】

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B-8

「っあーーー!」
8時。
湊は大声を上げながら目を覚ました。
陽向の姿は、ない。
「…ひな?」
キョロキョロしていると、ドアが開いた。
「起きた?」
陽向はすっぴんの笑顔でドアの外から顔を見せた。
化粧しててもすっぴんでも、大して変わらない。
ベッドから降り、陽向を抱き締める。
「治った。風邪」
「ホント?うつさないでね」
ケラケラ笑う陽向のおでこにキスをする。
大分良くなったおでこに小さな手のひらが当てられる。
「ホントだ」
「ひなちゃんのおかげですね」
「うそつけー」
そのまま陽向の華奢な身体を抱き締め、ベッドに押し倒す。
湊は陽向の首筋に唇を這わせた。
「湊っ……っやだ。病み上がりなのに…」
「関係ねーよ。もー治った」
「ばかっ!こんなこと…しないでっ…」
「無理」
陽向のシャツの奥に手を忍ばせる。
敏感な突起に軽く触れると陽向は小さく震えた。
「…っあ」
小さな頭を引き寄せ、そのまま陽向の唇に自分のそれを重ねる。
この1ヶ月半溜まっていた愛おしさや欲望を制御できない。
湊は陽向の味を奥底から味わった。
「ん…ぁ…。湊……ダメ…だからっ……」
まだ拒絶の意を示す陽向の首筋に舌を這わせ、耳へと移動する。
力の抜けるような愛おしい声がしたと同時にショーツの中の熱い秘部に指を這わせる。
「びっちょびょ……やだとか言って、感じてんじゃん」
「湊っ……!病み上がりなのに…ダメだよ」
陽向は潤んだ目で湊を見た。
頬を両手で包まれる。
「湊のことが心配なの…。だから…」
「だから何?」
「今日はダメだよ…」
「でも次いつお前に会えんのかわかんない」
「しょーがないよ、それは……」
目を逸らせた陽向の頭を強引に掴んでキスをする。
「あっ…んんっ……」
遠慮なく舌を絡める。
拒絶する陽向の舌が、自分のと遠慮なく絡む。
「あぁ…っ湊!ダメ…」
「ダメじゃない」
今日ぐらいいいだろ…。
久しぶりに会ったんだから、思う存分感じさせてよ。
湊は迷うことなく陽向の服を荒々しく脱がせ、形の良い乳房に顔を寄せた。
陽向の匂いがする……。
突起を舌で転がすたび、陽向はピクンと小さな身体を震わせた。
「や…だっ……!湊っ!ばかっ!」
背中をペチペチと叩かれる。
本気で拒否している。
しかし、それが更にSの心を逆なでる。
湊はスエットのズボンとボクサーパンツを脱ぎ捨て、痛いくらいに張ったものを陽向の秘部に擦り付けた。
ヌルッとした感覚に、射精しそうになる。
「ね…ちょっと!!!湊!や…やぁだっ!!!」
「無理。我慢出来ない」
湊はそう言うと、陽向のきつい秘部に自分のものを沈めた。
「んっ…あっ…」
「…っあ!いっ……」
半分まで入り切ったところで陽向の唇を奪う。
「んんんっ!ぁ…やっ……ダメだ…ってば…!」
頭を振る陽向を押さえつけて激しく腰を送る。
ぎゅうぎゅうと締め付けられる懐かしく、愛おしい感触…。
「うぅっ…あぁ……湊…湊っ……やだっ!」
有無を言わさず、耳や首筋に唇を這わせ、きつく吸う。
まるで、一昨日未央にされたことを忘れるかのように……いや、自分自身、忘れたかったのかもしれない。
こんな愛おしい人がいるのに少しでも心揺らいだ自分が許せなかった。
こんなに愛しているのは陽向だけなのに…。
お前が、お前のことが、一番大切なのに……。
抱き締めて無我夢中で腰を送っていた。
ビクビクと身体を震わせた陽向が泣いていたのに気付いたのはしばらく経ってからだった。
陽向は湊の背中をきつく抱き締めてしばらく震えていた。
泣いているのか、イったのか、分からなかった。
「っ…ぁ……陽向…?」
「ばか湊…」
「…へ?」
陽向は涙をボロボロ流しながら湊を見た。
…やっちまった?
そんな気持ちが駆け巡る。
涙でぐしょぐしょになった陽向を見て、心臓が疼き、深い傷を負う。
陽向は手のひらを目に当ててヒックヒックと泣きじゃくった。
「具合…悪いのに……ダメだよっ…」
「……」
「湊の気持ち、嬉しいけど……っ。また熱上がったらっ……仕事出来なくなるじゃんっ……」
言われて後悔した。
欲望のままに動いた自分がどれだけ愚かだったのか。
自分の事を一番に思ってくれている陽向が、どれだけ気をつかってくれていたのか……。
良く分かった…。
「ごめん…陽向……」
繋がったまま陽向を抱きしめる。
「ごめん…」
強く、強く抱きしめると、背中に細い腕が絡まった。
「このまま…」
「ん…?」
「このまま、ギュってしててね…」
陽向はそう言うと、湊を抱き締めたまま起き上がり、湊をベッドに押し倒した。
「あたしが…してあげるから……」
「え…?」
「……もっと、ギュってして…」
陽向は湊をきつく抱き締めると、自ら動き始めた。
陽向の積極的な行動に驚くとともに、興奮が高まる。
締め付けられる感覚に、声が漏れる。
「…陽向。やばい…気持ちい…」
湊は膝を立てて、本能のままに奥深くを貫いた。
久しぶりだからかな…もう、我慢がきかない。
「っあ…ヤバイ……イく…」
「いーよ……そのまま…出して」
陽向の優しい、色っぽい声が脳をくすぐる。
湊は激しく突き上げ、陽向の奥に欲望を吐き出した。


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