投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

好き…だぁーい好きなんだからっ!
【幼馴染 恋愛小説】

好き…だぁーい好きなんだからっ!の最初へ 好き…だぁーい好きなんだからっ! 185 好き…だぁーい好きなんだからっ! 187 好き…だぁーい好きなんだからっ!の最後へ

生きる喜び-4

夜になり、母は食器を磨き、父は釣竿を磨き…、平穏な家庭に戻り、お風呂でさっぱりして部屋に戻る、風呂場は自らの命を絶つ場所ではない、断じて。

全身を全てベットに投げ入れるように、背中を布団に叩き付け。

「ふぅ……。」

見慣れた白い天井。

私、何やってるんだろう。

何年にも渡り願いに願い続けた理想の現実。

私たちは完全なる幸せを手にした…、一人の臆病な少女が勇気を持って前に手を刺し伸びさえすれば…。

「私、どうすれば良いんだろう…。」

頭の中がモヤモヤする。

その時、ケータイのメール受信を知らせる音が鳴り。

だるい体を起こし、ケータイを手に取る、すると。

「絆…。」

絆からだ。何を考えるでもなくボタンを押すと。

今度の休みの日、小樽に行かない?

と、書かれた画面。…小樽。

そこに、答えが…、本当の幸せが、存在するのだろうか…。

次回、最終話へ続く。




好き…だぁーい好きなんだからっ!の最初へ 好き…だぁーい好きなんだからっ! 185 好き…だぁーい好きなんだからっ! 187 好き…だぁーい好きなんだからっ!の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前