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〈亡者達の誘う地〜刑事・銭森四姉妹〉
【鬼畜 官能小説】

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〈我ハ“八代”ナリ〉-3



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『アレだな……屠殺場に運ばれる豚を見送る気分ってやつだな……』


土埃に汚れた深緑色のトラックの荷台に、もう一個の檻が追加された。
その檻の中身とは、タムルと専務に凌辱された奈和であった。

嬲られるだけ嬲られ、それでもサロトに気に入られなかった奈和は、暴力に曝されたままお払い箱のような扱いを受け、ジャングルに送られる事となった。


『……奈和?そんな奴は知らんわい』


タムルが、専務と二人掛かりで奈和を嬲り者にした。
と、事後報告をした時、もはやサロトの頭の中には奈和は居なかった。
清楚な姿のまま淫らに振る舞い、「パパ」と呼んで甘えてくる春奈に、メロメロになっていたのだから。


『じゃあな、汚え豚共』


専務は荷台に幌を掛け、ロープで縛った。
奈和は勿論、瑠璃子も静香も優愛も、薬によって眠らされているので、不要な騒ぎは起きてはいない。
今度、目が覚めた時、今まで以上の地獄を味わうのだと思うと、専務の顔は思わずニヤけてしまう。


最初の頃は、ジャングルに送られる女達に対し、少しだけ心が痛む時もあったのだが、今では何も感じる事は無く、むしろソレを楽しんでいる。

姦す者も姦された者と等しく、精神が病んでいっているのだ。


『さて、と……次の豚のリクエストでも聞いてくるかな?』


専務はトラックに背を向けて、サロト達の居る監禁棟に歩いた。
別に見送る必要も無いし、何の未練も感慨も、あの檻の中身の奴らには抱いてはいないのだから。

校舎のような偉容を誇る棟に備えられた分厚い鉄の扉を開けると、そこには長い廊下と、オレンジ色に光る裸電球に照らされた、対に並ぶ扉が続いていた。


『……此処だったよな……』


今まで、何人の女性がこの扉を潜ったのだろう?
運び込まれたが最後、人間としての凡ゆる尊厳を引き剥がされ、知性すら失ってしまった牝になってしまう残虐な空間だ。


ガチャンとドアノブが唸ると、扉は重々しく開かれた。

そこには、過剰な装飾を施された銀色のベッドの上に立ち、純白のウェディングドレスを着た春奈を抱き締めている、全裸のサロトの姿があった。
その傍らには、抱き合う“二匹”を見守る数人の部下の姿まで見える。



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