交神-3
私は、しばし考えたが、天照の利発さは遥か昔から心得ている。
理由もなく、何か事を起こすような女神ではなかった。
それを思い返し、ついに決心した。
「続けるぞ」
天照はそっと目を閉じた。
「はい」
私は、彼女の唇に自分のそれを重ね、しばらく味わってから舌を絡めた。
「はっ…う」
息苦しそうな天照の様子に、私は、口付けの合間に息継ぎをさせてやりながら、なんとも、初々しい反応をするものだと思った。
何度も口付けているうちに、天照の瞳は潤み、息も荒くなっていった。
自然と彼女の足の間に指を差し入れ、撫でると、ぬるっと柔らかい肉ひだの間から愛液が零れだした。
「あ……」
「もうこんなに…」
恥ずかしそうに横を向いてしまった天照の横顔に、思わず口付けた。すると、天照はぎゅっと目をつむり、顔を真っ赤にした。
可愛いらしい…と、思わず思ってしまった。
「いけない方だ。私をただの男に成り下がらせる気ですか…」
「申し訳もございません…私…こんな…」
天照は肩を震わせながら泣きそうになっている。自分の内から溢れる快楽の波に恐れているかのようだ。
私の中で何かがプツンと音を立てて切れた。
もう…入れたい。
私は彼女の太ももを持ち上げ、自分の性器を握りしめ、そこへ押し当てた。
「…もう、がまんできないっ」
そしてグッと侵入していく。
「あぁ…！」
肉ひだの中を少しずつ進みながら、天照の長い黒髪の束を掴んだ。
「温かい…」
とても幸せだった。天照の中は、私を温かく優しく受け入れ、女の悦びにしめつけが増した。
「国祖様…ぁ」
天照は私の肩を掴んで引き寄せた。私は腰の動きを早める。天照の中に打ち付ける度に、彼女は美しい悲鳴をあげた。
「ぁぁ…んぁ…んっ…んっ…！」
私が更に強く深く打ち付けると、益々締め付けがきつくなった。
「ああぁ！も…もぅ…私…」
ぎゅっと、中が狭まり、彼女が果てた事を確認した。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
互いに息を切らしながら、もう一度口付ける。
「国祖さまぁ…」
可愛い声で、名前を呼ぶ天照は、一滴の涙を流している。私は再び腰を打ち付ける。